8月17日米科学誌CELLで発表されました
癌抑制化合物「JQ1」に精子数減少と運動能を低下させる効果があることをダナ・ファーバー癌研究所が発見
この「JQ1」が精巣内に入ると精子形成に重要なタンパク質「BRDT」に結合し、
精子形成を邪魔するようです
また、この「JQ1」、
(雄マウスの)腹腔内に毎日投与しても性腺刺激ホルモンや男性ホルモンバランスに影響を及ぼさないのが特徴
従って、投与中でも雄の性行動は正常に行われるそうで、
さらに投与を中止すると精子形成が再開され子供も生まれます
さすが、CELLの論文!
社会貢献度がハンパない!(うまくいけばですが)
あと、個人的には「BRDT」にビビッときました
精子の品質の良し悪しに、この「BRDT」遺伝子の一塩基多型(SNP)が影響してないですかね?
調べてみたい。。。(牛にBRDTがあるかわかりませんが、、、ヒトにはあるらしいです)
話は変わりますが、普通の(女性用)ピルはプロジェステノーゲンとエストロジェンからできているので
飲むと排卵を抑制して避妊できるわけです
我々が牛の発情同期化に使う黄体ホルモン製剤PRIDと似てますな