牛の妊娠期間

牛の妊娠期間は、ホルスタイン種や黒毛和種で280-290日前後と知られています。

また、最近色々な方とお話をしていると、黒毛和種の妊娠期間がちょっと伸びているんじゃないか、
というような話も聞きます。
岩手県の報告によりますと、平成19年は平均して285日より4.6日長くなり、
また冬場の妊娠期間は(寒くない時期より)1日長く、
産次別では産次が進むにつれ妊娠期間が2日くらい長くなってくる、
と報告があります。
また、雌よりオスのほうが1日長く、
種雄牛は、産子の父の影響は系統的な傾向はみられなく
産子の母の父が資質系だと比較的短い牛がみられたそうです(もちろん血統はのってませんでした)。
教科書的には低栄養であるほうが妊娠期間は長くなるそうです。
ホルスタインが黒毛和種の受精卵を移植すると、
黒毛和種の妊娠期間となる、という報告を昔読んだことがあります。
なので、黒毛和種の受精卵移植をおこなっている方は、
285日+α前後だと妊娠期間は考えたほうがよさそうです。
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