先週ご紹介した「血中遊離DNA」ですが、
立て続けに同じグループから論文が発表されました
Analysis of Circulating DNA Distribution in Pregnant and Nonpregnant Dairy Cows
Mayerら、Biology of Reproduction, 2013
人工授精後20日目の妊娠牛(24頭)と非妊娠牛(16頭)の「血中遊離DNA」を回収し、
次世代シーケンサーで差を確認したところ、
牛は妊娠初期でBovB、Art2A、BovA2、Bov-tA2などが体の中をグルグル回っていることが明らかとなりました
これらがどのような働きをするのかまだはっきりとわかっていないようですが、
予想通りと言いますか(妊娠20日目なので)、
インターフェロンタウ(IFNt)や妊娠関連糖蛋白質(PAGs)
とからめて考察されています
次の展開が非常に楽しみな研究です