CIDRを7日間留置するのと5日間留置する違い

ウチの新ETシステムでは、PRIDを9日間留置しています。

参考までに、以前読んだ論文ですが、こういった報告があります。

(a)CIDR in+PG(Day-7)、GnRH(Day-5)、CIDR out+PG(Day0)

(b)CIDR in+GnRH(Day-5)、CIDR out+PG(Day0)

の2種類で同期化して、発情発見してからAI,あるいはTimed AIで

ホルスタイン未経産牛の受胎率を比べたのだそうです。

発情発見してAIをした場合は、aの方が受胎率が良かったそうです。

Timed AIした場合は、aとbで受胎率に差はなかったようです。

そしてaの方法で、発情発見してAIした場合が最も受胎率が高かったです。

この論文から判断すると、手間と時間は増えるものの、5日間よりは、7日間CIDRを留置して

発情を発見してAIした方がいいということになります。

(9日間留置、あるいはPRIDとの比較はありませんでした。)

でも、本文にもありますが、肉牛で最初にPGやGnRHを打たずに受胎率を比較した場合、

5日間留置の方が受胎率が高いという報告もあります。

品種の差や、最初の薬剤を打つ打たないで変わってくるようですが、

こんな報告もあるということで、参考までに紹介してみました。

(H.I.Mellieon Jr. et al  Theriogenology 78 (2012) 1997-2006)

 

 

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