短角牛の発情観察

先日も記事にしましたが、現在10数頭の日本短角種を育成していますtaurus
この子らは発情があればその1週間後にETをおこなう予定になっています。

がしかし、この子ら待てど暮らせど明確な発情を見せませんcrying
そこで生殖器の状態を直腸検査で確認してみると、半数はまだ発育が十分でないとわかったのですが、残りは明確な黄体が形成されており発情がきているようでした。
しかしどう見てもスタンディング発情のあったとは思えない状態…coldsweats02

日本短角は自然交配が一般的になっています。ということは圧倒的な割合の日本短角種が雄牛と同居し、繁殖の適期になれば勝手に交配してくれるわけです。
このことから推測するに、日本短角種は雌同士でスタンディングをする必要性(人による発情発見)がないためにその性質が失われているのではないでしょうか?

勝手な推測ではありますが、人工授精が主体の黒毛和種やホルスタイン種にくらべ圧倒的にわかりにくい発情の説明にはなるのではないかと考えています。

仕方ないのでこのこらは発情同期化プログラムと定時のETをおこなっています。
実施した際の受胎性はかなり高いと感じていますので繁殖性が悪いわけではなさそうです。

品種による違い、飼育方法による違いなどが様々なところに影響しているのでしょうか?
常識を覆してくれるこの子らからなにか新たな発見があるかもしれませんねflair

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