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2013年10月 4日 (金)

乳房炎と跛行

簡単に文献の紹介をしたいと思いますbook

Effects of high somatic cell counts in milk on reproductive hormones and oestrus behaviour in dairy cows with special reference to those with concurrent lameness

Anim.Reprod.Sci. 141 (2013) 20-25

実験1

【目的】体細胞数(SCC)の多い牛で跛行のある牛では排卵がしにくいことが知られています。そこで、これにはステロイドホルモンの濃度の違いで説明できないかを調査。

【方法】分娩後30~80日の牛でSCCと跛行をスコア化し、3つのグループに分類:健常牛(n=22)、高SCC(n=12)、高SCC+跛行(n=9)。

PGF2αを投与した7日後にGnRHを投与し卵胞のステージを同期化。

プロジェステロン濃度とエストロジェン濃度を測定。

【結果】

ホルモン濃度に差は見られなかった。

実験2

【目的】高SCC牛で発情の兆候に差が見られないか調査

【方法】PG投与後3時間おきに30分発情観察。その際、兆候から点数をスコア化(Van Eerdenburg et al.,1996)。

【結果】発情の見られた割合は高SCCと低SCCで差は見られなかったが、高SCCのほうが兆候が

見られるまでに時間がかかった。

非常に簡単に書きましたが、要は高SCC(乳房炎)の牛では、ホルモン濃度に差はないが、発情開始のタイミングが遅くなるようですdownまた、排卵のタイミングはSCCとの関連はないそうですsign02

高SCCかつ跛行のある牛では繁殖性が低下しますが、その要因として発情が遅れる、兆候が見られないといった影響が大きいようです。高SCC牛では授精のタイミングが遅いのでしょうか?

授精のタイミングとSCCと受胎率の関係を調べてみるのも面白そうですねflair

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