• Img_20240221_220708341
  • Img_20240206_114426084_2
  • Img_20240206_114426084
  • Img_20240204_181933563
  • Img_20240123_132449550_hdr
  • Img_20240120_182129566
  • Img_20231214_144941699

生産 Feed

2022年10月31日 (月)

期待の星

10月もあと残りわずかとなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

本場のある十勝も、朝晩は冷え込み激しく、出勤時は畑に霜が降りているのを見かけるようになりましたpenguin

十勝の雄大な山々の冠雪や、異国より渡ってきた白鳥の姿を目にしては秋を通り越して厳しい冬の訪れを感じていますsnow

 

本場では現在3頭の種雄牛から採精し、皆様に供給できるよう授精用ストローの作成を行っております。

その採精が可能になるまで、擬牝台へ安全に乗駕できるよう馴致する工程がございます。

 

現在15ヶ月齢の候補雄(福之姫×白鵬85の3-美津照重-百合茂)はこの馴致作業まっただ中。

慣れない行動にやや苦戦中ではありますが、採精デビューに向けて頑張っておりますsun

 

Photo

擬牝台への乗駕にチャレンジ中shine

Photo_4

採精とは関係がありませんが、8月某日、暖かかった日にシャンプーした時の写真ですspa

十勝晴れの日ではありませんでしたが、すっきりと気持ちがよさそうですsun

Photo_5

牛舎に用事があった時に挨拶に行くと、のっそりと顔を出してくれることもありますhappy01

 

私が授精用ストロー作成に関わるのは採精後の処理や検査等のごく限られた範囲となりますが、その作業に入るまでには非常に様々な工程があり、人と牛、両方の息が合わないと成り立たない業務であると日々痛感しておりますconfident

 

早く皆様に新しい風を供給できるよう人馬一体ならぬ人牛一体となって日々邁進しておりますpunch

 

Mm

 

 

2022年8月22日 (月)

種雄牛牛舎にて

お盆も過ぎて、北海道は朝、夕ともなると肌寒いくらいの季節となってまいりました。

本州にお住いの皆様は依然蒸し暑い日々が続かれるかと思われますのでどうぞご自愛くださいconfident

 

ET研究所では種雄牛の飼養もしており、本場でも週に1回程度の頻度で採精を行っていますtaurus

私が採取後の検査、凍結を行うようになってからまだまだ日は浅いのですが、記録を見返してみましても、暑かったな、などと感じた日の精液の濃度や量が、そうでもなかった日と比べてみると僅かながら低下していたりします。

この様な結果を実際自身で検査し目にするようになり、牛にとっての快適な飼養環境をいつも気にかけて管理をしている担当者の方々や提携農場の職員の方々には一層の尊敬の念を抱いておりますconfident

2

採精前、それぞれの牛房で待機中の写真です。

この時、ブラッシングをしたりすることもあるようですsun

3

採精前の洗浄中の美津雄君です。

月に1回、このタイミングで体高等の身体測定を行っていますpencil

充分馴致されているため非常に人懐っこい彼らですが、普段見慣れている雌牛と比べるとやはり随分大きく、作業中の安全にはより一層の配慮をしているとのことです。

 

天気の良い日には全身をシャンプーしていることもあり、見ているこちらも気分が良くなったりしますshine

私も微力ながら、安心、安全な精液の供給の一助となるよう邁進しておりますsun

 

Mm

2022年6月16日 (木)

午睡

今年4月からET研究所に配属されたMmと申します。

まだまだ先輩方におんぶに抱っこ状態ですが、一日でも早く出来ることが増えるよう日々努めております。

 

私が配属された本場の生産課では担当者が毎日朝と夕方に行動観察を行っています。

この時に発情行動が見られないか、調子の悪い個体はいないか、群負けしている個体はいないか等を確認していますeye

個体により性格が異なり、牛舎確認を担当されている方々にはそれぞれ推しがいるのだとかhappy01

私は屋内での作業がメインのためあまり牛舎に入ることはないのですが、偶に用事がある時にお邪魔すると、すごく人懐っこい子は見慣れないであろう私の後もついて回ってきて撫でてくれ~とアピールしてきたりしますshine

1

これはある日の牛舎内の様子です。

バッタリと倒れていて一瞬ギョッとしますが気持ちが良すぎて本格的に横になってしまったようですconfident

床替えがあった日は多くの牛が微睡んでいる、とこの写真を撮られた先輩もおっしゃっていました。

 

このところ雨で寒かったりする日が多い本場ですが、これから来る夏はカラリと晴れる日が多いと聞いていますsun

私も初めて経験する十勝の夏を牛と一緒に気持ちよく過ごせれば、と今から思いを馳せています。

 

Mm

2021年10月11日 (月)

安福久の受精能力、、いいやん

安福久精液の在庫も少なくなってきましたね

採卵やIVFで使いたいけどなんか怖いという方もいらっしゃるでしょう

しかし、顕微鏡下で融解後の性状をみると

思った以上に「いいやん」て感じなんですよね

ということで、

先日、佐賀県多久市で採卵をおこないましたが、

2頭、安福久の交配がありました

もちろん、1本がけ

結果ですが、

2頭で合計50個の受精卵を製造できました

農家さんの発情観察、AIもばっちりでしたね

すごい取れ高にちょっと感動しました

あと、ちょうど同じころ、

安福久のIVFもご依頼いただいてたんですが、

1回のOPUで20個の胚盤胞を製造できてました

一般的に運動能の弱さがささやかれる安福久ですが、

受精能は素晴らしいものを持っていると思います

ここぞ!という時はドンドン使っていきましょう!

さてさて、

我々の受精卵移植事業ですが、

本日は何と長崎県壱岐市に初上陸です

お声がけいただきまして誠にありがとうございます

フェリーに揺られてやってまいりました

今回は頭数が多いのでO氏と一緒です

コロナのせいでどこも連れて行ってあげれてないので

空いた時間で壱岐を少し観光しましたよ

綺麗なところですね~

Iki1

左京鼻とO氏

Iki2

はらほげ地蔵とO氏

Iki3

猿岩とO氏(笑)

Iki4

仕事もしてますよ!

関係者に取り囲まれて質問攻めのO氏

質問にもちゃんと対応してます

壱岐の皆様、引き続きよろしくお願いいたします

我々の技術が少しでもお役に立てれば幸いです

2021年8月18日 (水)

16/20

本日、

8/18はお米の日らしいです

漢字で書くと「米」ですか、

お米も野菜も牛肉もたくさん食べましょう

さて、タイトルの16/20ですが、

凍結した体外受精卵を20個使っていただいた

K県酪さんから16個受胎したとの連絡を受けました!

製造した側も、「まじすか?」って感じの成績です

受け牛も乳牛経産がほとんどということで、

今度、移植現場を見学させていただきたいですね

どんな選抜・移植をやってらっしゃるんでしょうか

しかし、ここ数年、日本でも

「体外受精卵=安心」

というイメージが少し根付いてきたように思います

ひとつ、培養する液が格段に良くなったことが理由でしょう

いいですね!

改良速度の速いOPUもさらに普及しそうです

OPUのメリットを以下に示しましょうね

・連続的に1~2週間間隔で卵子を吸引できる

・未経産牛からも卵子を回収できる

・妊娠牛からも卵子を回収できる

・不妊牛や繁殖成績が低下した牛からも産子を作出できることがある

・分娩後、比較的早い段階で卵子を回収できる

・少人数で対応できる

あと、何かあれば教えてください

OPUに興味のある方はご連絡をお待ちしております

さてさて、来週は初めて島原半島でお仕事です

天気よくなれ

Shimabara

2021年7月 5日 (月)

YTガンシースカバー

全国的に大雨が降っている影響なのか、十勝地方も天気が優れないですrain

同僚は偏頭痛に苦しんでいて、辛そうでした、、、

昨年の秋ぐらいから、移植の際にYTガンシースカバーを用いています。

以前はYTガンにもともと付属のビニールのカバーを用いていました。

シースカバーは受精卵を移植器に詰める時に、ビニールのカバーを外して装着するので

ひと手間工程が多くなってしまいます。そのため、大量の卵を詰める際には以前よりも

時間がかかってしまうためあまり好きではなかったのですが、、、wobbly

最近はシースカバーの移植の際の便利さに魅了されています。

特に、カバーからYTガンの先端を突き出すときの爽快感がとても良いです。

あまりまとまりのない文章となってしまいましたが、明日移植があるので頑張りたいです。

K

2021年6月 1日 (火)

明日は有名人とお仕事です

有名人ではなく、

著名牛でした

201810

みなさま、

ご存じですね

詳細は

2018年肉牛ジャーナル10月号をご覧ください

明日は大分に行きますよ!

結果はまたの機会に紹介させていただきます

たくさん採れますように!

私も写真の彼女の卵子が欲しい、、

(表紙の写真は(株)肉牛新報社様より使用許可を得ております、ありがとうございました)

2021年5月28日 (金)

OPU from 妊娠牛

5~6年前、

3期連続で北海道育種価脂肪交雑1位にランクされた

「ななみ」は超有名ですね

後継牛が非常に高値で取引されていると聞きますし、

さらには種雄牛も輩出しているようです

種雄牛、全国的に人気が出るといいですね

さてさて、本日は

その「ななみ」の妹のOPUをご依頼いただきました

当該牛は熊本県におります

お邪魔した農家さんは大きな牛舎が

「ボン、ボン、ボン」とあって、

まるで企業畜産のようでしたね

本牛は2産しており4月にも体内採卵をおこなって

よい成績だったそうです

牛は毛艶がよく非常にきれいでした

Opu

今回、FSH処置は行いませんでしたが

30個くらい卵子を回収

IVFも問題なくできたので、

さて、何個くらい製造できるでしょうか

楽しみです

同時に、もう一頭OPUをご依頼いただいたんですが、

未経産の妊娠牛でした

未経産の卵子は発育しづらい印象がありますが、

さらに妊娠しているということで、

いつものようにドM魂を刺激されました

吸引後の卵子は

「ムム?」

という感じでしたが、

成熟させると比較的いい顔に変化

IVF後もすべての卵子が極体を放出しているのを確認できたので、

少し期待してしまいます

さて、1週間後、いかがでしょうか

たくさん、発生しますように!

最後はいつもの神頼み

God

極体と言って思い出したのが、

かなり昔ですが、極体を抜きとって、

除核した卵子に注入して、

さらにそこにICSIして子供をとったとかなんとか、

記憶が曖昧ですがあったような気がします

貴重な牛の極体も使い道あるかもしれませんね!

2021年5月18日 (火)

「ゲノム育種価オールH」の雌牛に「安福久」を交配して爆採れした話のその後の話

なんか、今日のタイトル、

村上春樹さんの

「走ることについて語るときに僕の語ること」

を思い出しました

最近、まじめに走ってないです、、

さて、

半年ほど前、

「ゲノム育種価オールH」の雌牛に「安福久」を交配して爆採れした話

  ↓元ネタはココです

http://etken-blog.lekumo.biz/et/2020/11/h-d4c4.html

は、

沖縄で採卵/ETした時のお話なんですが、

以下のように書いてました

ーーーーーーーーー

あと、「そういうスタイルもあるのか~」と、

勉強になったのが、

2頭しか飼ってない農家さんに

4個の凍結卵のご注文をいただきました(笑)

飼育中の牛は少し血統が古い娘たちなので、

購入いただいた凍結卵が受胎して、

血統がガラッと新しくなることを期待しています

1発で妊娠したらまた1年後に残りの受精卵を移植してください(笑)

こういう話も癒されます、沖縄~

ーーーーーーーーー

で、今日連絡をいただいたんですが、

本当に、2頭とも1発で受胎したそうです

残りの2個は1年後にまた使ってください(笑)

血統構成がガラッと最新に変わりますね

これぞ、

「The very best of 育種改良」

ETでドンドン儲けてください!

さてさて、

また来月、沖縄いくことになりました

お世話になります

2021年4月27日 (火)

OPUのすごさを実感

今さらですが、

やってる本人たちが、

OPUのすごさを実感してます

先日、全国的に人気急上昇の

「豊獎菊」、

「沢之福」、

の母のOPUをやらせてもらったんですが、

御年12歳でした

ヒトで言うと、美魔女って言うんですかね

お会いすると

まったく年齢を感じさせない風格です

しかしながら、AIしても受胎せず、

採卵してもダメ、、

空胎期間3年が経過

という流れで、OPUをご依頼いただきました

受精卵を製造して移植してもらいましたが、

今確認できているだけでも5割以上が受胎しているとのことでした!

いや~、うれしいいですね~

超超高能力の長期不受胎牛から子牛を造成できる

OPUって、すごいですね~

本日は別の精子で交配した2回目OPUの出荷日でした

こちらも受胎しますように!

雄が生まれたら連絡いただきたいです(笑)

我々、少しずつ変化(進化)することがモットーです

次は性別をコントロールできないか準備中で、

福岡に顕微鏡セットを整えました

そして、性別の次はゲノム編集ですか!

IVF時に牛伝染性リンパ腫(昔の牛白血病)や

BVDVや肺炎なんかにかかりにくいよう

操作できれば最高ですね

Opu

現場は最近、ギャラリーも多くなってきました

このままいくと、農家採卵事業より忙しくなりそうな気がします

気合入れていきます!

さて、午前のOPU出荷と宮崎から依頼のあったホルIVF卵の凍結作業を終了して、

午後は沖縄におります

沖縄についてはまたの機会に紹介します

お楽しみに~