女の涙はセックスアピールにはならない。
この記事を読まれている女性の皆さま!
涙は女の武器、と思い込んでいませんか!?
それは、なんと大きな間違いなのかもしれませんよ!?
原題:Women's tears contain chemical cues.
Nature digest, Vol.8, No.3. 2011.
女性の涙には、男性の性的興奮を減退させ、テストステロン濃度を低下させる化学信号が含まれているという結果が、ワイツマン科学研究所(イスラエル・レホヴォト)の認知神経科学者Noam Sobelらにより、Scienceに発表された。
実験では、女性たちに1人で悲しい映画を見て涙を流してもらい、目の下に小びんをあてがって、それを採取した。
その後、男性24人に、女性の涙か、女性の頬にしたたらせた食塩水を入れたびんをかがせ、さらに、それぞれの液体をしみ込ませたパッドを鼻孔のすぐ下に貼りつけ、女性の顔写真を見せた。
すると、涙をかいだ男性は、食塩水をかいだ男性に比べて、顔写真の女性の性的魅力を低めに感じる傾向が見られた。
別の実験では、50人の男性に涙か食塩水をかがせた。涙をかいだ男性は、自己申告による性的興奮の程度も、唾液中のテストステロン濃度も、興奮の生理学的測定値も低下したが、食塩水をかいだ男性では変化は見られなかった。
さらに、16人の男性に涙か食塩水をかがせて、機能的磁気共鳴映像法(fMRI)により脳の活動も測定した。
その結果、涙をかいだ男性は、食塩水をかいだ男性に比べて、性的興奮にかかわる脳領域(視床下部など)の活動が低下していた。
なぜ、このような現象が起こるのかについては、ちゃんと検証されておらず、ある専門家は人の進化の過程で、社会に適応させるため、と述べています。
つまり、彼が言うには
「今回の研究成果は、涙が攻撃性を減退させるとする既存の研究結果と一致している。テストステロンは敵意と関連している可能性があり、攻撃性が減退することは進化的に適応しているのかもしれない」と説明しています。
この記事を読まれている男性陣、「あぁ、わかる…」と妙に納得されてる方もいるのでは?
女性陣、「今度から気付けよう」と気を張られた方もいるのでは?
そして、この記事を書いている間、ずっと私の頭の中では、夏川りみが「涙そうそう」を歌い上げておりました。
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