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2015年11月20日 (金)

冬の訪れを感じる朝に

長いもの収穫も終わり,いよいよ本格的な冬が始まろうとしています。

いつもの通勤ルートは一面雪景色になっておりましたshock

ET研究所の牛舎も雪化粧ですsnow

Img_1914 

夏のヒートストレスは多くの方にとって頭を抱える問題だと思いますが,実はウシにとっては冬のコールドストレスも大敵なんですtaurus

ET研究所でも冬場は採卵成績が落ちるため,寒冷対策が重要になってきます。

体外受精をしていても,冬は移植可能胚への発生率が低下する傾向にありますwobbly

さらに,妊娠末期のウシでは寒さで血管が収縮することで血圧が上がり,その結果子宮への血流が増加して

胎子が大きくなりすぎるため,難産が増加するそうですshock

 

ヒトにとってもウシにとっても大変な季節が始まりますが,まずは買ったばかりの車を雪道の事故で廃車にしない!ということを

今年の目標にしたいと思いますbleah

コメント

「体外受精での移植可能胚への発生率の低下」とは、冬季に採取された卵子は受精後の胚盤胞への発生率が低下するということでしょうか。暑熱期においても同様の報告がありますね。そういわれれば、寒冷ストレスに関する文献や報告は読んだことないですね…。まぁ九州の寒冷ストレスの比ではないですし…。

初めまして!!鳥取県で50頭規模の酪農家です。(ハイジと言ってもアラフィフなハイジです ( ̄▽ ̄;)
そちらの牛達は寒さに強い印象があるのですが、やはり寒さからのストレスはあるのですね。
鳥取は夏場はかなりの高温多湿になる為、暑熱対策は万全な感じですが、近年の異常気象で急激な気温の変化があって、一気に気温が下がったりすると特に搾乳牛の乳量低下や繁殖関係に悪影響がでる気がしています。

うちは育成を足寄町の大規模草地に入牧しています。6月に初めて視察に行き、帰り道にナイタイ高原牧場のソフトクリームを食べました。放牧場の方が「あれが全農ETセンターですよ」と言われた牛舎がここですよね…。
個人的に見学とかさせて頂ける事は可能なんですか('_'?)

オオカワさま,コメントありがとうございます。

データを取ったわけではなくあくまで個人的な感覚としてですが,冬に採取した卵子は胚盤胞への発生率が低いように感じます。それが卵子自体のダメージなのか,卵巣輸送時の低温環境によるものなのかはわかりません。

ヒートストレスばかりが着目されていますが,寒冷ストレス対策についても真剣に考える必要がありそうですね。

ハイジさま,コメントありがとうございます。

鳥取は温暖な地域というイメージだったのですが,それでも泌乳や繁殖に影響が出てしまうんですね…

おっしゃる通り,ナイタイ高原牧場から見える一連の牛舎がET研究所のものです。
事前に申し込んでいただければ見学もできますので,お待ちしております。

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