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2021年7月

2021年7月 1日 (木)

娘はお父さん似...?

最近では十勝でも30℃越えの日が続く週もあり、

すっかり夏を感じる季節となりましたsun

毎日牛ちゃんたちの顔を見ているのですが、

見てるとお顔立ちが似ている子たちがいることに気が付きましたflair

G391

G397

上の子と下の子は違う子なのですが、

目やお鼻の形が似ているような気がしませんか...happy02??

個人的には、牛さんたちの中でも美人さんだと思いますlovely

調べてみると上の子の血統が、金太郎3-勝忠平-平茂晴、

下の子が、金太郎3-安福久-勝忠平、でした!

どちらもお父さんが金太郎3なので、もしかしたら金太郎3も

黒目が大きいイケメンなのかもしれませんねshine

やはり金太郎3ドナーということで、2頭ともかなり大きく、

牛群の中でもどっしり構えていて、人懐こいですcatface

これからも牛さんのお顔を観察して、

ドナーで顔が似ていたら報告いたしますねwink

μ

PAGを用いた妊娠鑑定について

今回は、妊娠24日目のPAG(妊娠関連糖たんぱく質)の濃度が
妊娠鑑定に用いられる可能性についての論文を紹介します。

Using pregnancy associated glycoproteins (PAG) for pregnancy
detection at day 24 of gestation in beef cattle

この実験は、分娩後65日前後のアンガス種の経産牛677頭と
未経産牛127頭を対象に実施しました。牛群にGnRHを打ち、CIDRを挿入して
7日目にCIDRを抜去し、PGF2αを打ちました。CIDR抜去後の
66時間前後に人工授精を行い、2回目のGnRHを打ちました。
人工授精を行った日を妊娠0日目とし、妊娠24日目に採血を
行い、血清中のPAG濃度を測定しました。また、妊娠鑑定は、妊娠30日目と
100日目に行いました。

結果として、妊娠24日目のPAG濃度が、経産牛では0.33ng/ml以上、
未経産牛では0.54ng/ml以上であれば、妊娠30日目の妊娠状態を
95%正確に判定することができました。

また、妊娠30日目から100日目までに後期胚死滅をおこした未経産牛は、
そうでない牛と比較して血中PAG濃度が低くなりましたが、経産牛では
有意差はありませんでした。

妊娠鑑定のゴールドスタンダードはエコー検査ですが、
どんな方法を用いても100%正確に判定することは
難しいため、いろんな方法を組み合わせて鑑定することで、
より正確に妊娠状態を知ることができるかもしれません。
妊娠鑑定を行う獣医としては、ある程度妊娠状態の目星が
ついていたほうが、気が楽なのではないでしょうか・・・。

AM