寒さ対策
連日寒い日が続きますね。最近では-20℃以下の日も珍しくなくなってきました
そんな中でも移植はおこないますが、やはり寒さによる受精卵のダメージは心配になります。
そこで、ET研でおこなっているET時の寒さ対策を簡単ですがご紹介したいと思います
寒いときに受精卵へのダメージをなくすのに便利なのがキャンプなどで使用する保冷剤です↓
寒さ対策なのに冷やしてどうするんだ
と思われるかもしれませんが、この保冷剤を温めると、数時間は温度を保つ有能な保温剤として活用できます。ですのでET研では事前に35~38度の加温箱でこの保温剤(保冷剤)を温めて、新鮮胚の輸送や移植器の保温に使用しています。
次がこの朝市にありそうな発砲箱です。北海道でしたらよく鮭が入っているやつですね
↓の画像のように保温剤を敷き詰めて、その中に受精卵をセットした移植器をいれておけば、速やかに移植作業にはいることができます
その他、移植器を脇に挟んで温めたり、車のフロント部の温風で温めたりなど、あの手この手で受精卵を寒さから守っています。
当方は、車のフロントです。温めたガンに卵をセットしてから、AGジャパンで販売しています、保温しながら持ち運べる (名前は忘れましたが) 物に入れて,現場まで行き移植しています。5本ぐらいは一緒に入れられますし、保温も5時間ぐらいは安定しています。
投稿: 多治見牛ETクリニック | 2013年1月12日 (土) 13:56
多治見牛ETクリニック様
保温剤の効果も数時間が限界だと思いますので、ET研でもAGジャパンの注入器の入れ物を是非検討してみたいですね。
現場での貴重なご意見ありがとうございます!
投稿: | 2013年1月14日 (月) 14:52