キタ━━━━(゚∀゚;)━━━━!!
New Scientist(イギリスの週刊の科学雑誌)にこんな記事が載ったようです
「イスラエルのバイオテクノロジー企業が、哺乳類の卵子を凍結乾燥し、
室温保存を可能にする方法を開発した。」
なぬぬぬぬ∑( ̄Д ̄;)
この技術ではまず卵子をガラス化(高濃度の凍結保護剤を含む液で
急速凍結する方法。氷晶を形成せずガラス状の固体となるので、
細胞障害を防ぐことができる。)します
糖の一種であるトレハロースを含む溶液に浸漬し、
摂氏-55℃の低圧下で1日保存することにより、
卵子に残った水分が気化し、一種の粉末状になるそうです
光や空気を遮断した環境であれば、無期限に保存が可能となります
元に戻して受精・移植させたい場合は、水を加えるだけだそうです
すでにウシ卵子で成功を収めており、水を加えて戻した卵子の
30個中23個が受精可能であったことが確認されたと報じられています
さらにこの技術は白血球と幹細胞を用いた試験でも成功しています
卵子や受精卵の凍結乾燥ができれば液体窒素や
特別な保存設備が必要なくなり、保管や輸送が簡易化できますね
水をかけて3~5分待つ、インスタント受精卵の移植も
夢ではないかもしれません
しかし、現在のところ戻した卵子が受精可能であることを
確認しておりますが、実際に受精はさせていないようなので、
きちんと受精し、発育していくかどうかが気になりますね
今後の動向に注目です
↑写真はウシの卵子です
卵子は微生物と同じように機能するという事でしょうかね。凄い生命力です。
投稿: keis | 2013年4月21日 (日) 09:24
keis様
コメントありがとうございます。
卵子の生命力というよりは、それを可能にした人間の発想力&技術力がすごいという感じですよね!
今後の研究にも期待です。
投稿: | 2013年4月22日 (月) 13:29