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2013年7月27日 (土)

受精卵の性判別

 

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これです。

 

最近はX精子も普及してきましたが、

 

超人気どころの種雄牛のX精子は製造されないのが普通です。

 

なので現在も、「受精卵の性判別」の御依頼を多くいただきます。

 

そこで、一番気になることは「その後の受胎率」ですよね?

 

上のように「バチーンimpact」と細胞を切り取るので、

 

受精卵にとってはかなり大きなダメージがあることでしょう。

 

また、実際にET研の実験室を見学していただく方には、

 

必ず「受精卵の性判別」を行う顕微鏡の前で、性判別の説明をさせていただきますが、

 

Tsu

 

最も多い質問が「受胎率は?」です。

 

私は自信を持って、

 

「80%は超えますよ」

 

とまじめな顔でお応えしていますが。。。

 

そこで、年度ごとの性判別受精卵(新鮮のみ)の受胎率を出してみました。

 

10年前(平成15)年のファイルをひっくり返して、

 

60日目受胎率を出すと77.5%でした。

 

ありゃ?

 

そこで、平成15年以降10年間の年度ごとの成績を計算してみると、

 

最高年度85.7%

 

最低年度は70.3%

 

そして約10年間の平均60日目受胎率は。。。。

 

83.7%

 

今後もまじめな顔をして

 

「80%は超えますよ」

 

と言わせていただく予定です。

 

しかし、ダメージを受けているにもかかわらず、

 

性判別受精卵の受胎率は高いですね。

 

なぜでしょう?

 

恐らくですが、我々は

 

①性判別を行う受精卵は高品質のみ

 

を徹底しています。

 

また、

 

②透明帯が切れているため、孵化しやすい

 

のも影響しているかもしれません。

 

あと、この「受精卵の性判別」で、

 

雄判定が出ることはもちろん残念なことですが、

 

考え方をかえると、

 

受精卵の段階で雄を排除できるツールとしてご利用いただいてはどうでしょうか?

 

「受精卵の性判別」に対するご要望・ご質問等、お待ちしております。

コメント

すごい受胎率ですが。
凍結は一般的な全農ET卵と変わりない方法でしょうか?

今回は新鮮のみの受胎率をお示ししました。凍結となると、一筋縄ではいきません。凍結についてはまたの機会に紹介させていただきます。

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