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2013年10月29日 (火)

暑熱ストレスの指標

先週、10月24、25日に釧路で行われた北海道技術研修大会にET研からも参加させていただきましたsun

今回の全道大会で、優秀賞を受賞した研究発表の中で、大変興味深かった研究内容をここで紹介させていただこうと思います。

(発表は計根別農協の女性の授精師の方がされており、記事の掲載に関しては了承済です。)

演題「暑熱ストレス指標としての牛体表面温度の検討」

目的:牛の体表面温度が暑熱ストレスの指標として用いることができるか検討するため、赤外線温度計を用いて体表面温度を測定し、環境要因や繁殖成績と比較した。


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調査①:環境要因と体表面温度の関係、THIと体表面温度の相関を検討

結果↓


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⇒THIと体表面温度は強い正の相関を持ち、体表面温度はTHI同様、暑熱ストレスの指標として用いることができると考えられた。

調査②:体表面温度と飼養環境、繁殖成績の関係を検討
結果↓


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⇒繋ぎ牛舎での牛の体表面温度は有意に髙かった。しかしながら、受胎牛と不受胎牛とで体表面温度の差は認められなかった。

まとめ↓


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今回、この発表を聞いて、大変貴重なデータだと思いました。 夏場の牛舎内で、扇風機の風向きを変えてみる等の、ちょっとした改善策で牛の体表面温度が低下し、暑熱ストレスも改善されるかもしれません。 もっともっとこのデータを農家さんに見てもらいたいと、私は思いました ぜひ、来年の2月に行われる全国大会でも堂々と発表をしていただきたいと思います。

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