世界のOPU事情
先日のIETSにおいて、体外受精(IVF)により生産された受精卵が、屠場で採取した卵巣由来なのか、それとも生体から経膣採卵(OPU)により採取されたものなのかについて、2013年の世界の各大陸における成績についてまとめたデータを目にしました。
IVFにより生産された受精卵は、全世界で55万個近くに上り、その94.7%がOPU由来である一方、アジア(ほとんどが日本、韓国)では、OPU由来の割合は13.9%であるとのことでした他の大陸は全て90%を超えていました。
OPU技術は、と場材料とは異なり、一頭から繰り返し採卵が行え、さらには6ヶ月程度の子牛からの採卵も行うことができるため、遺伝的な改良速度という観点から見ても強力なツールになりうると考えられます。
受精卵生産効率、および凍結技術等、まだまだ課題はある技術ですが、今後世界がよりボーダレスになっていく中において、日本の畜産を世界に負けないものにしていくためには、より注目していく必要がある技術ではないかと感じました
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