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2021年3月17日 (水)

自動活動モニタリングシステムを用いたAIごとの妊娠率について

今回は自動活動モニタリングシステムを用いて、
凍結または新鮮精液で受精した場合の妊娠率と、各性周期におけるAIの
タイミングとの関連性を調査した論文を紹介します。

Timing of artificial insemination using fresh or frozen semen after
automated activity monitoring of estrus in lactating dairy cows

ドイツの4つの農場において、自動モニタリングシステムを用いて、
乳牛の発情強度を低強度(35-89)、高強度(90-100)に分けました。
発情の平均持続時間は、14.3±4.6時間であり、
発情開始(発情強度35以上)からAIまでの平均間隔は16.8±8.0時間、
発情のピークからAIまでは11.9±8.1時間、
発情終了からAIまでは2.5±8.7時間でした。

未経産牛は経産牛と比較してAIごとの妊娠率が高かったが、
精液の種類(凍結or新鮮)は妊娠率との関係性がみられませんでした。
また、発情強度の低い牛(26%)は発情強度の高い牛(32.8%)に比べて、
妊娠率は低くなりました。
さらに、発情開始後7-24時間もしくは
発情ピーク後の1-18時間に受精した牛が
最も妊娠率が高い結果となりました。

こちらでは自動活動モニタリングシステムがないため、
供卵牛の方々が毎日見回りをして牛の状態をチェックしていますが、
こんなシステムを導入できたらとても楽になりそうです。
でもすごく値段が高そうなので、夢で終わりそうです・・・。

AM

コメント

世の中の進歩は、コロナのおかげで思った以上に早いと思われます。夢で無くなるのでは。楽しみに待ちましょう

コメントありがとうございます。
精度の高い機械が導入できたら楽になりそうですよね!夢でなくなるといいのですが・・・笑

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