跛行と繁殖4
これまで蹄病の症例を紹介してきました。
↓この写真の道具何か分かるでしょうか
除草剤なんかを入れて噴霧する道具です。
通称「シャコシャコ」です
これに抗生剤・リンコマイシンを水に溶かしたものを
蹄病予防のために後肢の副蹄の下に吹きかけてやるわけです
これでPDDはある程度予防できているように感じます。
この道具、ほかにも放線菌症や打撲によってできた大きい膿胞を
洗浄するのにも便利だったりします
モノは使いようですね
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跛行が繁殖に及ぼす影響をにまとめた資料がありました。、
http://www.hooftrimmers.org/pdf/hta_lame_diag_repro.pdf
Melendezさんの論文によると跛行牛は(試験牛190頭中、跛行牛は65頭)、
初回授精までにかかった日数は5日延長し、
初回授精受胎率が58.9%減少し(42.6%→17.5%)
卵胞嚢腫の発生率が2倍以上増加し(11.1%→25.0%)
分娩後480日目での妊娠率が8.2%減少したそうです
う~ん影響甚大ですね
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