胎児の細胞が母親の脳に・・・
いわゆる「マイクロキメリズム」ですね
胎児の細胞が母親の血液循環に入り色々な臓器へ生着してしまうことは昔から言われていますが、
何と
胎児細胞は母の脳関門をも通過していることが報告されました
マウスを使った「マイクロキメリズム」で有名なネルソン博士ですが、
今回、亡くなった59名の女性の脳を検査し、その63%で「マイクロキメリズム」を確認しました
この「マイクロキメリズム」、非常に興味深い現象ですが、
母親の免疫系に影響を与えてしまうのではないでしょうか
例えばですが、二人目の子供を妊娠しにくい女性がいらっしゃいますが、
「マイクロキメリズム」による免疫系の変化が原因の一つではないかと勝手に妄想しています
また、逆に免疫寛容により妊娠しやすい体質になってもいいような・・・
その他、男児細胞のマイクロキメリズムをもつ母親は、
乳癌の発症率が低いとか、
逆に結腸癌の発症率が高いとかあるそうです
今回の発見はアルツハイマー病やパーキンソン病などの研究に応用されるとのことです
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