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2012年12月25日 (火)

【タフな精子】求む!

約1年前の論文ですが、教科書が覆される報告がありました

Acrosome-reacted mouse spermatozoa recovered from the perivitelline space can fertilize other eggs

大阪大学とハワイ大学の共同研究です(PNASに掲載)

一般的に、精子は先体反応を起こし、卵子の透明帯を溶かしながら内部に侵入していくと考えられていました

また、精子が卵子に侵入するのは1回のみと教わった記憶があります

研究グループは、透明帯は通過するが卵子細胞質の中に入れないよう

(すなわち、透明帯と卵子細胞質の間の囲卵腔に精子がたまるよう)

遺伝子操作した精子と卵子を実験に供試しました

そして、囲卵腔にたまった精子(すでに先体反応が起こっている)を取り出し、

新しい卵子と共培養したところ、その精子は

再度透明帯を通過し、受精卵となり子供にまで成長することが明らかとなりました

ということで、少なくとも精子は2回卵子に侵入できることが証明されたのです

そこで、、、

透明帯は通過したが卵子細胞質内への侵入を他の精子に許してしまった場合、

受精をあきらめずに、透明帯を脱出し、また新しい卵子に入っていくくらい【タフな精子】

がいれば繁殖効率がかなり改善されますね(過排卵処置時のAIに限りますが)

すいません。。。

冗談です。。。

しかもこれだと透明帯を3回通過しないといけませんね

しかし、うまく活用できれば少ない精子数でも効率よく受精させることができるかもです

特に体外受精

こちらは冗談ではありません

あっ、メリークリスマースxmas

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