春機発動はまだ?
寒い日が続きますが、牛の発情は来てますか?
ET研には受卵牛として約1200頭の牛がいます(預かり牛含)
これらの発情をいかに早く見つけて受胎させるのがET研職員の腕の見せ所です
しかし、待てど暮らせど発情を見せない困った牛がいます
牛は6~12ヵ月齢が春機発動期とされているため、一般的にはそれくらいに発情兆候がみられるはず。
そのため、この月齢を超えて発情が確認されていないものが問題で、スムーズな計画交配が狂ってしまいます
栄養不足がその要因として挙げられますが、別に発育が悪いわけでもないのに発情が来ない牛がどうしても出てしまいます。
対処法としてホルモン療法をET研でおこなっています。具体的にはGnRHやeCGの投与、プロジェステロン製剤などのホルモン処置あたりでしょうか。
しかし春機発動が遅れる原因はまだわかっていないことも多いようなので、調査する価値はありそうです。
先ほど挙げたホルモン療法以外のホルモン療法も検討されているようなのでまたの機会に紹介してみたいですね。
その他、雄牛と同居させると性成熟が早まるそうで、どういった仕組みなのか興味深いですねただ計画交配は無理そうですが
コメント