子牛虚弱症候群(CWS)
子牛虚弱症候群(CWS)の原因の一つとなる遺伝子が、H24年度、発見されました。
“IARS遺伝子”と呼ばれる遺伝子です。
CWSとは、発症すると肺炎や下痢にかかり易くなり、発育不良や斃死の原因となってしまいます
この症候群の原因は妊娠中の母親の栄養状態や、難産および初乳からの受動免疫不全などが
考えられておりますが、はっきりとした原因はわかっておりません。
しかし、今回の“IARS遺伝子”は、そのほかの遺伝子疾患(CL16や、CHSなど)と同様、
キャリアー同士の交配により、子牛虚弱症候群の発症牛が
25%の確率で出てくることがわかりました
(IARS遺伝子が原因のものは,IARS異常症と呼ばれるそうです。)
現在、キャリアーとなる種雄牛は、安福、飛騨白清などが公表されています。
(岐阜県の家保が公表している分は、こちらです。)
リンク先が変っていました。こちらです。 (5月26日訂正)
全農ET研究所では、平成25年1月に、全供卵牛の遺伝子検査を終了しました。
少なくとも、遺伝子が原因で病気が発症しないよう、平成25年度もこころがげていきますので、
平成25年度もET研究所の受精卵をよろしくお願いいたします。
コメント