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2013年6月10日 (月)

色黒です

先週のブログで豚卵巣からの卵子吸引と検卵を行ったと書かせていただきましたが、

検卵で集めた豚の卵子がコチラです↓

Photo

写真だと少し見にくいかもしれませんが、

牛の卵子よりも卵丘細胞(卵子の周りを覆っている細胞のこと)が

少ないように見えましたsign01

そして何より最初に思ったこと、それは

「黒い・・・newmoon

豚の卵子は脂質の含有量が多いため黒いというのは有名な話でしたear

しかし今日は人生で初めて豚の卵子を見ましたeye

今まで牛(豚よりは全然黒くないです)かマウス(かなり薄いです)しか

見たことがなかったのでその黒さに驚きですcoldsweats01

決して豚卵子をバカにしている訳ではありませんよsweat01

色黒も素敵ですよnewmoonshine・・・?

でも、牛で言うところの変性卵と間違えてしまいそうなほどの黒さsweat02

そしてこの黒さ(脂質の多さ)は豚卵子の欠点でもありますねweep

脂質の含有量が多いと低温に対して弱いのですsnow

そのため豚受精卵は牛受精卵と比較して凍結保存が困難とされていますshock

さてさて、牛の体外受精では卵巣から吸引した卵子を体外で成熟させるため、

体外成熟培養というものを20時間程度行いますnight

豚ちゃんでは体外成熟培養は40時間以上行うようですsign03

牛と比較して成熟培養時間は約2倍なのですね・・・長いことに驚きcoldsweats02

それでは成熟培養終了後の豚卵子です↓

Photo_2

相変わらず「黒い」のは置いといて・・・(笑)

卵丘細胞が膨化してパラパラになるんですね~flair

牛では少しモワァ~と膨化する程度なのですが。

このように同じ哺乳類でもその種によって様々な特徴があるのですね~wink

その種特有の物を掴んで研究に活かしていきたいですねgood

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