HH1、HH2、HH3(ホルスタインハプロタイプHH1、2、3)
さて本日は、先週の「全農ET研、乳牛凍結精液の販売を開始!」に記載した、
CRI社乳牛凍結精液の詳細をPDFファイルで紹介させていただきます
( ↑フローレス、セコイア、パドロツク、スーパー)
( ↑マツセイ、フレデイー)
さてさて、中の説明をよーく見ると、
シツコイ位に
「ハプロタイプHH1、2、3」繁殖性を損なう劣性遺伝子はないこと検査済みです。
と書かれていることにお気づきでしょうか?
↑これです、非常に重要なんですよ
近年の研究において、
HH1、HH2、HH3という3種類の遺伝子変異が発見されました。
(ホルスタインハプロタイプ1を略してHH1)
同一変異をもつ父と母
(たとえば、HH1同士の父と母、HH2同士の父と母、HH3同士の父と母)
の交配では、早期胚の死滅が起こり不受胎となるそうです
さらに、
「父」と「母の祖父」にHH1が存在すると、受胎率が3.1%低下する
同様にHH2が存在すると、受胎率が3.0%低下する
同様にHH3が存在すると、受胎率が3.2%低下する
ことも報告されています。
上記が「母の祖父」ではなく「母の父」になると、
さらに受胎率が低下するかもしれませんね。
我々は日本国内における受胎率を少しでも高めていきたいため、
このような遺伝子変異をもつ凍結精液の使用は推奨しておりません。
(注:CRI精液は都府県限定の取り扱いとなります。北海道はGH供給)
大変貴重な情報ありがとうございます。
「父」と「母の祖父」にHH1が存在すると…とありますが本牛の母方の父と本牛の相手牛の場合という理解で良かったでしょうか?
またこの情報の元がありましたら教えていただけないでしょうか?
コメントありがとうございます。
詳細は以下のページをご確認ください。
今後ともよろしくお願いします。
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:NarYeQxNtmMJ:https://www.cdn.ca/document.php%3Fid%3D239+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
投稿: | 2017年7月19日 (水) 11:13