カビ毒勉強会
新ETで出向いた農家さんからも好評を得ているというカビ毒吸着剤「マイコフィックス」。本日はその輸入・販売を行っている日本ニュートリションの方が来所され、カビ毒とマイコフィックスの概要についての講義を行っていただきました
製造元の業者の調査では、飼料検体の83%はカビ毒に汚染されており、飼料として加工されてからではなく圃場で既に産生し始められ、収穫、輸送、貯蔵の機関を通して飼料を汚染し続けるとのことでした。またカビ毒は目に見えず、匂いも味もないので、産生源であるカビそのものを取り除いても飼料に残り続けるため、吸着剤等で対処する必要がある一方、デオキシニバレノール(DON)、ゼアラレノン(ZEN)といった日本に広く分布しているカビ毒は吸着剤には吸着されにくい性質を持っており、マイコフィックスは吸着剤とともに含まれる酵素によってDON、ZENを分解し、無毒化するとのことでした。
製品情報に留まらず、カビ毒について幅広く教えていただき非常に勉強になりました
日本ニュートリションの皆様、本当にありがとうございました
カビ毒だけにかかわらず、季節、ホルモン剤、飼養管理等繁殖にかかわる要因は多岐にわたるため、常に広い視点を持って勉強していかなければならないなぁと思います
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