ホルモンの作用
先日、ラジオから流れたニュースですが、東京大学の研究グループが自閉症の治療にオキシトシンが有効であることを発見しました
ラジオを聞いた研究所の職員は皆、オキシトシンというワードに反応しましたが、それに関わる言葉が聞きなれないものばかりで戸惑っていました
ニュースを要約すると、オキシトシンの点鼻薬を服用すると自閉症では低下している脳の機能が改善し、対人コミュニケーション障害が改善されるというものでした
我々が耳にするオキシトシンとは泌乳を促したり、分娩の際に子宮を収縮させるなど牛の分野とも深い関わりのあるホルモンの1つです。
それが脳の機能やコミュニケーション障害とも関連するということに驚きました
また調べてみるとオキシトシンと人の感情に対する効果の研究なども行われているようで、オキシトシンを投与すると他人を信頼しやすくなるとか、感情が穏やかになるという記述もみられました。
ということは泌乳中や分娩時の牛は穏やかで、人に対して友好的になるのでしょうか?酪農家の方々に乾乳期と泌乳期で性格が違うかどうかアンケートしてみたいですね
ホルモンというものは非常に不思議でわからないことも多いようです。オキシトシン以外にも日頃使用しているホルモン剤も、もしかすると脳機能や感情に影響しているのでしょうか?
ET研でも様々なホルモン製剤を使用するので、もしうちの牛に特徴的な性格があったら、新たな発見があるかも
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