脂肪と精子の関係は・・・?
あと1か月程度で今年も終了となりましたね~
年末の忘年会や年始の新年会など何かと暴飲暴食が増える時期ですね
あ~~~お腹につく脂肪・・・何とかしたい
でもでもでもでも
そんなみんなから嫌われ者の脂肪くんが大活躍の研究が発表されました
岐阜大と名古屋大の研究チームが、脂肪に分化する前の幹細胞(脂肪幹細胞)が
精子の運動性を向上させ、受胎率を高めることを明らかにしました
運動性の低下した豚精子に豚の腹部の皮下脂肪から分離した
脂肪幹細胞を混ぜて観察すると、前進運動をする精子の割合が
当初は15%だったのに対し、5時間後には38%にもなったそうです。
卵子を用いた体外受精試験においては、未処理の精子は受精しなかったのに対して、
幹細胞と混ぜた精子は82%まで受精率が改善されたそうです。
す・・・すばらしい
この要因はつきとめられていないみたいなのですが、精子が幹細胞に接触すると
べん毛の動きが活発になるのだそうです
何か精子の運動性を改善する物質を幹細胞が出しているのでしょうかね?
それが特定できれば、運動性の悪い精子を用いた人工授精の
低受胎率改善につながるかもしれませんし、
同じく運動性の悪い精子を用いた体外受精による
受精卵生産には効果テキメンな感じが・・・
脂肪幹細胞は再生医療で活躍していますが、
現在のところ生殖医療への応用例はないそうで今後の活躍に期待ですね
脂肪くん・・・いらないなんて言ってごめんなさい
↑見えづらいですが、これは牛精子です
豚の脂肪幹細胞を用いると牛の精子も運動が活発になることも
この研究チームによりすでに確認済みだそうです。
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