子宮洗浄でスッキリ!
授精をおこなっても受胎しない場合、何が原因かわからないことも多いと思います。
牛の状態が悪いのか、種との相性が悪いのか、授精の腕が悪いのか…
牛の状態が悪いにしても、肢が痛いなど外見ですぐわかれば良いですが、子宮内膜炎のような特に症状を見せない疾患の場合にはその原因に気づくことが難しいと思います
今日、なんとしてでも受胎させたい牛がいましたので、少しでも良い条件で授精や移植をおこなうために子宮洗浄をおこないました。
子宮洗浄は子宮に採卵用のバルーンカテーテルを入れて、採卵の要領で還流液を流すことでおこないます。
子宮洗浄の良いところは外見やエコーでもわからないような子宮内膜炎でも回収した液をみて診断できる、と同時に治療もできてしまうところでしょう。原因がわからないけど受胎しない、そんなときは試しに実施しても良いかもしれません
しかし、現場では中々手間がかかるため嫌遠されがちですが特別に薬も不要なうえに分娩後におこなえば子宮の回復も早いそうです
1回で受胎してくれるとうれしいですね
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