始まりの場所
さて,これはなんの写真でしょう?
答えは,牛の卵管です!
排卵された卵子は,写真右側の卵管采と呼ばれる漏斗状の膜にキャッチされて卵管に入ります。
右側の太い部分は卵管膨大部といい,ここで精子と出会うことで受精が起こります
左側の細い部分は卵管峡部といい,子宮へとつながります。
(ちなみにこの写真では子宮は切ってしまったのでちょっとしか写ってません…)
受精卵は卵割を繰り返しながら子宮を目指して卵管峡部を下降していきます。
ET研究所で行っている採卵は,卵管から子宮に降りてきたばかりの胚を回収しています。
つまり,受精から胚発生に至る,生命の始まりともいえる重要な現象の多くは卵管で起こるんです!
ただの細い管だと思ってあなどるなかれ,卵管!!
コメント