卵巣が動かない
最近超音波で黒毛ドナーの生殖器の超音波検査において、卵巣上に小さな卵胞しかないことが多々見受けられます。
現在十勝はこれからぐーっと気温が落ちてくる移行期間にあるのですが、人でも季節の変わり目は風邪を引きやすくなるように、気候の変化に代謝の変化が追いつかず、卵巣静止のような状況になっているのかもしれません。
同じ卵胞発育障害でも、卵胞のう腫であればGnRHの投与や、CIDRの挿入などが治療法としてすぐに思いつくのですが、卵巣静止においてはまだゴールデンスタンダードのような治療法は確立されていないように思われます(勉強不足なだけかもしれませんが)。
教科書には一週間間隔でeCG 1000 IUとhCG 1000 IUの投与なども記載されておりました(獣医繁殖学第4版 文永堂出版)。
よい治療法があればご教授いただければ幸いです
消耗と外気温にルーメンが弄られた事による急激なカロリー不足だと思います。
PPGなんかいけるかもしれません。
投稿: hourai | 2015年11月19日 (木) 20:03
houraiさま
コメントありがとうございます。
この時期だとやや太り気味の牛の方が採卵成積も安定している印象もあります。
やはり急がば回れでP4製剤留置がベターなように感じております。
PPGも試してみますね。
投稿: Matt | 2015年11月24日 (火) 12:15