淘汰されてもこのお値段
当研究所では主として受精卵を生産するために黒毛和種繁殖雌牛をドナーとして飼養していることは皆様ご存知かと思います。
採卵するといってももちろん無限に受精卵が回収できる牛はおらず(いれば嬉しいですが・・・。)、最終的には市場へと出荷されます。市場出荷する場合でも2通りあり、空胎の場合は廃用市場、受胎している場合は繁殖市場へと出荷されます。
このところ、当研究所の淘汰牛の価格は、繁殖市場であれば60-90万、廃用でも20-50万円程度で推移しており、昨年から比較しても1.5-2倍程度の価格になってきております。
牛舎を空けないために何としても牛を入れなければならない和牛農家の方々の大変な状況が窺い知れます
全農を出た後でも、この牛たちが繁殖雌牛として、あるいは肉として活躍してくれることをお祈りしています
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