ウシに感謝
最近,採卵技術を習得するために特訓中です
採卵からリストラされた練習牛を用い,採卵用のバルーンカテーテルを左右子宮角に設置する練習を中心に行っています。
まだまだ修行中の身である私にとって,バルーンカテーテルを子宮頚管に通すことはとても難しく,ウシに多大なる負担をかけながら
苦戦中です
そしてふと,もし自分がウシの立場だったらどうなるんだろうと考え,愕然としました。
ウシと同じく雌動物である私は,卵巣の痛みや,腟鏡を入れられる恐怖がとてもよくわかります。
ましてやへたくそな技術者が子宮頚管に棒を通す練習にほぼ連日付き合わされるなんて…
ウシたちよ,本当にごめんなさい
そして心から感謝しています
昨日の記事に,「全農受精卵は若手獣医師の技術の進歩なしには得られない」とありましたが,
それを支えてくれている縁の下の力持ちはウシたちなのですね
そんなウシたちに恩返しができるよう,一日も早く一人前の技術者になりたいものです
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