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2016年2月 5日 (金)

受精卵生産を支える棒たち

 

こんにちは,最近ウシの子宮頸管のことばかり考えている新人獣医師ですsmile

  

先週の記事に,「子宮頸管に物を通す」ことがウシ繁殖の醍醐味だとありましたが,ET研究所では受精卵生産のために,

様々な棒を子宮頸管に通しています。

というわけで本日は,子宮頸管を通すための「棒コレクション」をshineshineshine

20160205_4

上から順に…

拡張棒: 採卵や受精卵移植の前に固く閉じた子宮頸管を広げる。固く,しっかりしているため初心者の練習に最適。難易度★

薬注棒: 採卵後,子宮にイソジン等の薬剤を注入するために使用。難易度★

サイトブラシ: 子宮内膜炎の診断に利用。2016年1月22日の記事参照。難易度★★

バルーンカテーテル: 採卵におけるメインの武器。子宮角先端に導入し,還流液を流し込んで受精卵を回収。難易度★★★

ストロー注入器: おそらく一番有名。精液ストローを装着して人工授精。難易度★?(筆者未経験)

 

といったラインナップとなっておりますhappy02

その他には,受精卵移植に用いるYTガン(下図)もET研の業務に欠かせない存在ですsign03

Yt

 

このように様々な棒たちが,ET研究所だけでなく,世界中の受精卵生産を支えているのです。

私も早くこれらの武器を使いこなせるよう,特訓あるのみですrock

コメント

うーん、まさに「産業動物獣医師あるある」ですね。
よくわかります。
直腸検査を通した手技はまさにブラックボックスですよね。
鍛錬あるのみですね。私も1度採卵で通せなかったことがあります…
思い出したくない記憶ですね~

オオカワ様,コメントありがとうございます。
共感していただけて嬉しいです。

いつかブラックボックスを透視できるよう,修行に励みたいと思います!

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