植氷
タイトルの漢字読めるでしょうか!?
「しょくひょう」と読みます。
採卵、検卵、品質チェックが終わった受精卵たち
ここから凍結の工程に入ります。
受精卵は凍結液とともにストロー入れられ、封入されます。
このストローを凍結機にいれ、植氷します。
植氷とは受精卵がゆっくり凍るのをアシストする作業です。
植氷により受精卵の入っている凍結液の水分が凍り、だんだん凍結液の浸透圧は上がります。
そうすると凍結液に水分を奪われるため、受精卵の水分が抜け・・・
凍結液の水分が凍る→凍結液の浸透圧が上がる→受精卵の水分が抜ける
さらにさらに
凍結液の水分が凍る→凍結液の浸透圧が上がる→受精卵の水分が抜ける
最後には凍る!
こうやって受精卵細胞から水分を抜いて凍結することで、水が凍って細胞を傷害する(水は凍るとトゲトゲしているのです。)ことが低減されるのです。
この説明を聞くとゆっくり凍らせることがとても重要ということが分かると思います!
実際の作業は
液体窒素につけたピンセットで植氷箇所をつまみます。
やさしく触れるようにつまむことでゆっくり凍っていきます。
植氷した箇所から少しずつ白く凍っていきます。(黄色矢印)
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