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2016年10月

2016年10月28日 (金)

顕微授精の課題!?

 

顕微鏡で観察しながら卵子に精子を直接注入する顕微授精は,男性不妊治療の

救世主として普及が進んでいますが,ちょっと不安なニュースが

英医学誌「ヒューマンリプロダクション」に発表されましたcoldsweats02

 

ベルギーの病院グループの研究によると,顕微授精により誕生した男性の精子濃度や

運動精子数が,通常妊娠で生まれた男性に比べて半分ほどに低下していたとのことsweat01

さらに,世界保健機関による精子濃度と総精子数の標準値を下回る人の割合が

3~4倍高かったそうですshock

 

一方で,父親の精子の異常の程度と子の異常の程度は必ずしも一致しなかったため,

不妊の要因が遺伝するかどうかについては詳細な遺伝子分析が必要とされるようですeye

  

今回報告された精子数の減少は,不妊治療が必要なレベルかどうかについては

明らかになっていないようですが…今後もさらなる追跡調査が必要ですねcoldsweats01

ちなみに,顕微授精により誕生した女性の場合はどうなんだろう,と気になって

しまいますthink

 

生殖補助医療の乗り越えるべき課題はまだまだ多そうですsign03

 

2016年10月26日 (水)

また来年ね

本州では夏日!なんてニュースも見かけますが
ナイタイ高原牧場はすっかり冬になりました。snow

頂上にはうっすら雪が残っています。

Naitai

今月でナイタイ高原レストハウスも終了だそうですbearingsweat01
また来年ねnote

2016年10月25日 (火)

冬本番まであと少し?!

スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、イベントやお祭りも多く、秋が1番好き、と言う人も多いのではないでしょうか?

紅葉を見に行って温泉に入り、夜は宿で美味しい物を食べる、そんな秋が、北海道ではあっという間に通り過ぎようとしていますweep

先週末から今週にかけて、ET研究所があるナイタイ高原でも雪が降り始めました(写真を撮るのを失念)snow

いやぁ~、寒いです。。。

P_20161021_232727

車屋では、冬グッズ勢ぞろいですcar

P_20161001_142346

そのため車も冬仕様へ、ということで、この土日でさっそくタイヤ交換up

P1010343

夏タイヤに履き替えたのがゴールデンウィーク明けなので、、、まだ半年経ってないですね(汗)

本州では夏タイヤ=『ノーマルタイヤ』と言いますが、北海道では冬タイヤ=『ノーマルタイヤ』ですねcoldsweats01

寒くなってきた影響か、供卵牛の発情徴候も少しずつ弱くなってきた気がしますdown

一方で、晴れた昼間は日向ぼっこ争奪戦が勃発してましたshock

P_20161002_124015

毎朝毎晩、眠たい目を冷たい手をこすりながら発情観察し、地道な努力の毎日が続きますが、採卵成績を低下させないために頑張っていきますので、今冬も全農ET研究所をよろしくお願いいたしますsign01

2016年10月21日 (金)

膣内粘液の評価

 

分娩後の子宮内膜炎による不受胎は,多くの方の頭を悩ませる問題だと思いますbearing

  

明らかに外陰部から悪露を出している場合は授精をしないという判断ができますが,

実は膣の奥の方に膿がたまっているようなウシは多いのではないでしょうかtaurus

 

そんなときに役立つのがこれsign01

 

Photo 

メトリチェックという器具(棒!?)ですflair

 

この棒を膣に挿入し,膣底に軽く当てるようにして引き抜くと,棒の先の黒いお椀部分

に膣内粘液を採取することができます。

たまった粘液はこんな感じ。

 

Day12_2 

うーん,膿がいっぱい…coldsweats01

このウシはまだ分娩後の子宮回復が終わっていないようです。

 

膣内粘液は膣鏡で見たり,手を入れて採取することもできますが,

わずかに含まれる膿をきちんと判断するためには,メトリチェックの方が優れていると

思いますconfident

棒を出し入れするだけなので,ウシの負担も少ないですし,手早く行うことができますhappy02

  

大学等で研究のために使用しているケースは非常に多いものの,現場普及はまだまだ

といったところなので,みなさま利用を検討してみてはいかがでしょうかhappy01

 

 

 

追記:

>匿名様

システムの不具合のせいなのか,いただいたコメントに返信することができないため

こちらに加筆させていただきます。返信が遅くなってしまい,申し訳ありません。

 

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コメントありがとうございます!

 

おそらくメトリチェックスコアと人工授精後の受胎率との関係を調べた研究ですよね!

私も家畜人工授精の冊子で拝見しました。

 

メトリチェックは1本17000円程度です。

我々は業者を通して購入しましたが,共立製薬さんが販売しているようです。

  

2016年10月17日 (月)

畜魂祭

こんにちはshine東日本分場ですhappy01

先日畜魂祭に参加いたしましたrun

お隣の笠間乳肉牛研究室(東日本分場と同じ敷地内にあるのです)とつくばの研究所からも何人か来られて合同で行いましたsign01

畜魂祭とは、私たちの研究のために犠牲になった動物たちに感謝したり、生きるために尊い命をいただいているということを再確認しつつ、冥福を祈る式典ですtaurus

神主さんに来ていただき、みんなでお祈りいたしましたthink

その後はみんな集まっている良い機会なので、懇親会を行いましたrestaurant

Photo

日頃そんなに会う機会のない方々ともお会いできますからね~wink

ちなみに畜魂祭はすこ~し前に行ったのですが、この頃は日もだいぶ長かったし何よりこの時間帯に半そでを着ている方もいたんだと写真を見て驚きました(笑)

Photo_2

外でバーベキューをやっても苦ではない気温だったのですねcoldsweats01

しかし、今となってはこちらもすっかり秋となってしまい、朝晩は冷え込むことも多くなってきましたbearing

本場のある北海道はもうかなり寒いのだろうなーと思いつつ・・・

みなさん季節の変わり目はカゼに気をつけて下さいねdespair

2016年10月14日 (金)

「ふくひめ」号および「あおぞら」号の凍結受精卵を販売します

 

超高育種価牛「ふくひめ」号および高育種価牛「あおぞら」号の凍結受精卵を販売します。

 

ふくひめ号はなんと脂肪交雑が全道18位!!

ET研究所に在籍する供卵牛の中でもトップクラスです。

さらに後代数も多いため,非常に信頼度の高い育種価だと言えます。

 

あおぞら号も脂肪交雑が全道606位と,大変優秀な成績をおさめています。

 

交配精液等の詳細は下記のチラシをご覧ください。

 

1014 

1014_2

2016年10月12日 (水)

胚性ゲノム活性化

「胚性ゲノム活性化」という言葉きいたことあるでしょうか?eye

卵子の細胞質内には多くのmRNAやタンパク質を蓄えており、これらの因子は母性因子と呼ばれています。

発生初期の受精卵は当初はこの母性因子によって制御されていますが、

発生に伴い母性因子は徐々に減少し胚自身のゲノムからの転写が徐々に増加します。

この母性因子依存性の発生から胚自身のゲノム依存性の発生への切り替わりを「胚性ゲノム活性化」といいます。

この時期は動物種によってことなり、マウスでは2細胞期、ヒトでは4細胞期、ウシでは8細胞期です。


IVFした日をday0とするとおおよそday2で8細胞期になりますが、day3.5くらいまで8細胞期のまま過ごします。

写真はday3.5の8細胞期の写真です。(一部16細胞期のもありますが・・・)

8cell


昆虫で言うとちょうどさなぎの時期でしょうか!?clover
見た目上はお休みしているのですがsleepy、受精卵の中では大きな変化が起きているのですsign01

2016年10月 7日 (金)

長い旅の終わり

 

北海道では初雪が観測され,いよいよ冬がすぐそこまで近づいていますsnow

ET研究所でも本日初雪が降ったそうですcoldsweats02

「学問の秋」という名のもとに行われた私の学会参加の長い旅もようやく終わりを

迎えましたconfident

 

この1か月で口頭発表3つとポスター発表1つを行い,計2週間くらいはビジネスホテルを転々としておりましたbleah

発表内容がそれぞれ異なることもあり,頭がごちゃごちゃになりながら準備に追われる日々…sad

留守がちだったため,職場の皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたsweat01

 

最後の学会はあこがれの地,神戸ですshine

Photo(神戸公式観光サイトより) 

 

この学会ではおそれ多くも賞をいただくことができましたsmile

実験を手伝っていただいた皆様,ご助言をくださった皆様,見守ってくださった皆様,

本当にありがとうございましたtaurus

 

最新の知見を存分に吸収し,多くの方と議論を行う日々の中で,本当に多くのことを

考えるとともに,もっと研究を進めなければという焦りを感じましたcoldsweats02

我々の研究は生産者の皆様のお役にたてているのか,研究により得た知見を

どうやって現場に還元すればいいのか,そのことを今一度考えなおすよい機会と

なりましたconfident

 

心機一転,これからも研究・採卵ともにバリバリ頑張るぞ~sign03

 

2016年10月 5日 (水)

てつせん産子採卵デビュー!

ET研究所では今年度より高育種価牛のプレミアム販売をおこなっております。

やっぱり一番人気は、

「てつせん」号shine
脂肪交雑 全道11位
枝肉重量+120kg(全道82位)

の優秀な成績です。

searchsearchブログのレイアウトが変わり、アクセスランキングが表示されるようになりました。
現在のトップは「てつせん」号の凍結受精卵販売に関する記事ですhappy02searchsearch

その「てつせん」号産子がついに採卵デビューしました!

初回の採卵では16個の凍結ランクを回収できました。good

産子の成績も楽しみですねconfident


てつせん産子の受精卵もプレミアム販売予定です。お楽しみに~!

2016年10月 3日 (月)

終わらぬ戦い

どーもー東日本分場ですhappy02

9/5のブログで書いたスズメバチの巣ですが、あの場所がどうしてもお気に入りなのか、あれから何度か巣を再生されましたrecycle

雨がしのげて、林や草むらが近く、人通りも少ない・・・理想の物件なんでしょうねhouse

でも東日本分場のメンバーが刺されてはいけないので、心を鬼にして駆除しますよpout

Photo

こんな巨大なスプレーを買ってきましたflair

なんと噴射距離は11mもあるそうですupwardright

駆除係に東日本分場の獣医師(いつもは心優しい)にお願いしましたsmile

巨大スプレーを装備し、決戦の場所へ向かうとスズメバチはこの日もせっせと巣の建設を行っていましたsweat01

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11mも噴射できるならこのままいけるんじゃない???

・・・油断は禁物ですねban

何度か駆除しているので、数匹のスズメバチしかいませんが防護服も何も装備していないのでちょっとコワイですねcoldsweats01

と、いうことで車に乗って噴射することにしましたcar

Photo_3

ブォーーーーーーーーーーーーーdash

す、すごいsign03さすがの噴射力coldsweats02

効き目もすごいらしく、噴射している間にボトボトとスズメバチが落ちてきたらしいですdanger

屋根全体にスプレーして(こうした方がスズメバチが寄り付かなくなるそうです)終了ですscissors

どうやら今季の戦いはこれにて終結しそうな予感ですcatface