• Img_20240318_211517328
  • Img_20240221_220708341
  • Img_20240206_114426084_2
  • Img_20240206_114426084
  • Img_20240204_181933563
  • Img_20240123_132449550_hdr
  • Img_20240120_182129566
  • Img_20231214_144941699

« 2016年12月 | メイン | 2017年2月 »

2017年1月

2017年1月31日 (火)

和牛の双子生産④ ~双子受胎牛の分娩成績~

和牛の双子生産、第4回目の今回は、前回お示しした、双子受胎牛の妊娠末期の栄養管理ごとの分娩成績を紹介します。

 

試験区が混乱しないように、前回記事のリンク先も示しておきます(和牛の双子生産③)

                  ↓↓↓

http://etken-blog.lekumo.biz/et/2016/08/post-5bc2.html

○試験区のおさらい

 

一定区

増給区

急増区

単子区

配合飼料給与量(充足率)

  分娩2ヶ月前~

  分娩3週間前~

 

3kg(100%)

3kg(100%)

 

3kg(100%)

6kg(130%)

 

1kg(85%)

6kg(130%)

 

1kg

3kg

母牛試験頭数

8頭

8頭

8頭

19頭

 

○分娩成績 ~妊娠期間~

・単子と比較し、双子はすべての区で妊娠期間が5日前後短縮されました。

○分娩成績 ~産出子牛頭数~

・増給区は比較的安定した分娩成績が得られました(子牛16頭中15頭生産)。

・一定区は最も死産が多く、栄養摂取量が不足していた可能性があります(子牛16頭中10頭生産)。

・急増区も死産が多く、配合飼料を1kgから6kgに急激に増給させたことが母牛へ影響を及ぼしたと考えられます(子牛16頭中12頭生産)。

・なお、本試験では5~7産の母牛を試験に用いており、ほぼ自然分娩でした。


 
  
  

○分娩成績 ~子牛の生時体重~

・単子と比較し、双子はすべての区で生時体重が5kg前後小さくなりました。

・なお、血統による差を防ぐため、使用した受精卵の種雄牛は1種類(増体系)に統一しました。

 
  
  

以上の結果から、双子受胎牛の妊娠末期の栄養管理を調整することで、

・死産を少なくすることができる

・妊娠期間や子牛の生時体重は変わらない

ということが分かりました。

このことから、死産を少なくし、多くの子牛を生産するためには、【増給区】を基本とした栄養管理が理想的であると言えます。

 

次回は、分娩後に気をつけたいポイントをご紹介します。


  
  
  
  
  
 
 
 

 
 

2017年1月27日 (金)

IETSに行ってきました!

  

アメリカのテキサス州オースティンで開催された,第43回国際受精卵移植学会(IETS)

に参加してきましたhappy02

 

学生のころからずっと憧れていたIETSsign03

ついに参加することができましたshine

  

巨大なホテルが学会会場です。

旅のお供は全農のマスコットキャラクター,ゼウシくんbleah

   20170119_5_53_03

 

 

さすがはカウボーイの町テキサス!巨大なウシが出迎えてくれましたtaurus 

  

20170128_22_33_51

 

4日間にわたる大会期間中,招待講演12題,口頭発表17題,ポスター発表213題に

加え,パネルディスカッション3つとシンポジウム2つが行われましたflair

非常に興味深い内容が盛りだくさんで,最先端の生殖工学から臨床現場での

実践的技術に至る,受精卵生産に関わる情報をたくさん収集することができましたeye

  

詳細な情報については,今後ブログで少しずつ紹介させていただければと

思いますconfident

 

また,これまで論文で勉強させてもらった超有名研究者の皆様をを生で見ることが

でき,私のテンションは上がりっぱなしhappy02

  

ポスター会場の様子eye

企業の展示ブースもたくさん出ており,採卵やOPUに使うための新製品が

盛りだくさんでしたflair

 20170122_16_31_11_4

 

ET研究所でも,顕微授精に関する研究内容をポスター発表しましたgood

Iets2_5

  

学会でたくさん学んだあとは,もちろんお肉lovely

本場アメリカのリブアイステーキは感動モノの美味しさでしたheart04

20170116_20_29_31 

今までいくつかの国際学会に参加してきましたが,こんなに存分に学ぶことができた

学会は初めて,というくらい充実した日々でしたconfident

この経験を活かし,これからもより良い受精卵を供給するための研究に励みますsign03

 

2017年1月25日 (水)

「てつせん」号、「あおぞら」号および「ふくひめ」号の凍結受精卵を販売します

みなさまお待ちかねnotes


高育種価牛「てつせん」号、「あおぞら」号および「ふくひめ」号の凍結受精卵を販売します。
特に、後継牛の造成を考えている方にはおすすめの受精卵ですsign03sign03

詳細は下記をご覧ください。

01251


01252


01253


2017年1月20日 (金)

新春特価受精卵/完売しました


新春特価受精卵、


たくさんのご注文をいただきありがとうございまいた。


今後も定期的に高育種価受精卵を紹介させていただきます。


次回(1月25日配信)は『当店No1』が登場します!

2017年1月18日 (水)

大台

新年がはじまるとそろそろ今年度の終わりが近づいていると感じます。

今年度の受精卵製造目標個数達成のために採卵も追い込み中ですsign03sign03

本日の凍結個数はなんと200個越えでしたlovely

採卵頭数や回収成績さらにその日の新鮮卵出荷個数などによって凍結個数が変わるため、200個超えることはめったにありませんdelicious

いつもは凍結機を2台使用していますが、本日は3台目も稼動して凍結しました!

0120

ケ、ケーンの数が多いimpact

もっと近づいてみると・・・sign02

01202

凍結機にはびっしり受精卵入りストローが入っています。


上士幌は真冬日が続いていますが、細かい管理により採卵成績は維持しています。
日々、受精卵供給のためにがんばっていますよsign05

2017年1月16日 (月)

東日本分場よりニュース!

大変遅くなりましたが、みなさん、あけましておめでとうございますfuji

今年もよろしくお願いいたしますshine

さて、さっそくですが東日本分場からニュースがありまーすscissors

実は新しいメンバー増えましたぁーup

男性陣、おまちかね(?)の若い女性ですよん(笑)

これからCRI精液関連のお仕事や証明書の発行などなど色々なお仕事を担当していただきまーすhappy01

みなさまよろしくお願いいたしますwink

Photo

みなさまのご要望に答えて(笑)後ろ姿をパチリcameraimpact

東日本分場は現在6人体制となりましたflair

農家採卵や新ETなどで分場にいないことが多いメンバーではございますが、みんなで力を合わせてより一層頑張っていきたいと思っておりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたしますconfident

2017年1月13日 (金)

本場での採卵

 

日本各地に大寒波が押し寄せているとのことですが,ET研究所のある

北海道上士幌町もまた,猛烈な寒さに悲鳴を上げていますtyphoon

朝の気温がマイナス20度以下になることも多く,凍ってツルツルの路面に

神経をとがらせながら通勤する毎日wobbly

  

そんな極寒の中で,2017年の採卵が開始いたしましたshine

多くの方に受精卵をお届けするために,早朝からET研職員総出で採卵を行っていますhappy02

  

20170111_7_11_042

久々に登場,採卵の様子ですflair

ちなみに手前は全農のマスコットキャラクター「ゼウシくん」(笑)

 

今年度初めに採卵を行う獣医師の数が激減し,どうなることかと心配しましたが,

若手獣医師(私もその一人です!)が順調に増え,現在は最大8人体制で採卵を

行っていますhappy01

 

もちろん採卵は獣医師だけの仕事ではなく,同期化・人工授精をする人,

ウシを連れてくる人,採卵補助をする人,検卵する人,誰一人欠けても成立しない

チームプレーですconfident

繁殖技術研修生もこの一年間で目覚ましい成長を遂げ,重要な戦力となっていますshine

このチームワークのおかげで採卵時間は飛躍的に短縮し,10個しかない枠場は

フル稼働状態ですsweat01

 

もっと早く,どんな牛からもきちんと採卵できるよう,2017年も頑張るぞ~up

皆様のお役に立てるよう,職員一丸となって受精卵生産に励んでまいりますので,

本年もET研究所をよろしくお願いいたしますconfident

2017年1月11日 (水)

新春特価受精卵リスト

あけましておめでとうございます。sun
本年も全農ET研究所をどうぞよろしくお願いいたします。


新春お年玉企画として、
高育種価受精卵を特別価格でご提供いたします。shineshine
今回は「あおぞら」号、「はゆり」号、「ひらしげみ18」号と「むつき」号のご紹介です


「はゆり」号は今回が初登場になります。
この機会にぜひご検討ください。


受精卵の詳細は下記の広告をご覧ください。

01111

01112

01113

01114


育種価の詳細などはお気軽にお問い合わせください。