研究発表会
ET研究所の親組織である全農の畜産生産部には,ET研の他に飼料畜産中央研究所
および家畜衛生研究所という二つの研究所が所属しています
どちらも牛・豚・鶏を対象として飼料やワクチン開発などの研究を行っており,
ET研ともしばしば共同研究をしながら全農の畜産技術を支えております
本日は,この3つの研究所による合同研究発表会でした
都心のど真ん中に位置する全農本所の32階で皇居を見下ろしながら研究発表を
するという状況に,田舎者の私は終始ドキドキしておりました
感染症予防のための疫学的調査から最先端の遺伝子工学技術まで,
家畜生産技術向上のための幅広い研究発表が行われ,大変勉強になりました
どれもが生産者・消費者の皆様の生活に貢献するための実践的研究であり,
全農の持つ技術力の高さに身内ながら感銘を受けました
今回の発表会を通して強く感じたのは,横のつながりの重要性です
私は普段,北の果てにあるET研にこもってウシ受精卵のことばかり考えて
おりますが,こうして動物種や研究分野を越えて情報収集をし,議論することで
研究の幅が広がりますし,新しい発想のためのヒントを得ることができます
また,専門外の方々に研究をわかりやすく伝え,理解してもらうために,
自分の研究の本質や意義について見つめなおすことができました
技術や研究により得た情報は,人に伝えて受け入れてもらうことで初めて
意味のあるものなのだと思います
これからもET研のみならず全農職員一同一丸となって,皆様の生活を
より良いものにするための技術開発に邁進してまいります
どうぞ応援よろしくお願いいたします
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