繁殖義塾実習その2
少し前の話になりますが,全農繁殖義塾にて受精卵生産を学ぶ繁殖義塾研修生に
受精卵の品質評価についての講義と実習を行いました
受精卵生産においては,採卵や移植だけでなく,検卵や品質評価といった
ラボ作業も非常に重要な技術です
受精卵の入ったシャーレからいかに早く正確に受精卵を見つけるか,そしていかに
品質の高い受精卵を見分けるかが受胎性を左右するといっても過言ではありません
ということで,まずは受精卵の発育コードと品質コードについての講義から
受精卵の発育・品質コードは,国際胚移植学会(IETS)によって
公式に定められております
胚盤胞であれば発育コード「6」,高品質胚であれば品質コード「1」,
二つを合わせて「6-1」というように,受精卵の状態はすべて
この二つのコードで表されます。
みんな真剣に学んでいます
ひととおり座学で学んだあとは,検卵室に移動して受精卵をみながら
発育・品質コードを判定してもらいました
全問正解者から帰れるといういじわる(!?)にも負けず,なかなかの
のみこみの速さに頼もしさを感じました
これからたくさん練習を積んで,人工授精や移植といった現場作業だけでなく
検卵のプロになってくださいね
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