ウシIVFセミナー
前回に引き続きセミナーに参加した報告です
11月中旬に「ウシIVFセミナー2017」が開催されました。
セミナーでは、日本、アメリカ、韓国における体外受精卵の第一人者である方々がご講演され
体外受精卵の基本から最前線まで幅広く学ぶことができました
会場には、たくさんの方々がいらっしゃっており、その中には高校生の姿も...
日本における体外受精卵への期待を再認識するとともに
大変良い刺激になりました
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前回に引き続きセミナーに参加した報告です
11月中旬に「ウシIVFセミナー2017」が開催されました。
セミナーでは、日本、アメリカ、韓国における体外受精卵の第一人者である方々がご講演され
体外受精卵の基本から最前線まで幅広く学ぶことができました
会場には、たくさんの方々がいらっしゃっており、その中には高校生の姿も...
日本における体外受精卵への期待を再認識するとともに
大変良い刺激になりました
先日、「カナダにおける乳牛のゲノム評価とOPU-IVFの現状」というタイトルのセミナーを受講してきました。
受精卵段階でのゲノム育種価評価の話題はとても興味深い内容でした。
講師であるパトリック・ブロンディン博士に直接質問させていただいて、今行っている研究に関する希望が少し見
えてきました
ゲノミック評価が進んでいる国のタイムリーな話を聞くことができ、とてもいい刺激になりました。
今回のセミナーの内容をしっかりと吸収して、今後の研究に生かしていきたいと思います
「てつせん号」と「ひみこ号」の凍結受精卵を販売します。
受精卵の詳細は、下記の広告をご覧ください。
日々研究活動にいそしむ私たちが実験をすればするほど増えていくもの…
それはもちろん「研究成果」ですが,実はもう一つあります
そう,解析に使用するサンプルです
上の写真は潜在性子宮内膜炎の診断のためにサイトブラシで子宮内膜の
細胞スメアを採取して塗抹したスライドグラスです
顕微鏡観察をして好中球の数を数えれば解析は終了なのですが,
いつでも解析をやり直せるよう観察後のスライドグラスを保存していたら
ものすごい量に…
実験室の美化を目指し,本日ついに断捨離を実行しました
まずはスライドグラスを保存ケースから出して…
かさばらないようにポリ容器に入れて捨てました
このサンプルを集めるために,本当に多くの時間と苦労がありました
スライドグラスの数だけウシの子宮頚管にサイトブラシを通しているのです
子宮頚管が細くてなかなか通らなかったり,ものすごい暴れウシで
腰を振られ,蹴られながら悪戦苦闘したり…
幸いにして努力は無駄になることはなく,非常に興味深い結果を得ることが
できました
実験につきあってくれた多くの牛たちと,サンプル集めを手伝ってくれた仲間に
感謝しつつ,大切なサンプルを供養しました
さて次はどんなサンプルを集めよう
会議室に貼られている研究のポスターが増えました
一番手前に移っているものが新しく飾られたポスターで
9月下旬に行われたWCRBで発表されたものです
WCRBについては9月29日に更新されたブログをご覧ください
http://etken-blog.lekumo.biz/et/2017/09/4th-world-congress-of-reproductive-biology.html
昨日と場での卵巣最終デビューを果たしました
と場のライン関係者の方の動きはとても洗練されていて、自分はペースについていくのがやっとでした。
牛の解体現場を見る機会は今まであまりなかったのですが、なかなかに衝撃的でした。
まだ自分は体外受精などはやったことがないのですが、いずれは自分で取ってきた卵子に体外受精を施し、
経過を観察したいです
まだまだ覚えなければならないことが山ほどありますが、少しずつでも前に進んでいけたらいいなと思います。
11月になり、冬季期間ということで
ナイタイ高原の展望台につながる道が封鎖されました
冬に向かって準備が着々と進んでおります