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2019年5月12日 (日)

インターフェロンタウだけじゃないらしい

妊娠認識物質、

(この言い方も古いかもしれません、、)

牛ではインターフェロンタウが有名です

胚の栄養膜細胞から産生されており、

妊娠認識の増強を狙って

数十年前から

胚と別個体の栄養膜細胞を共移植するなど行われてましたが、

なかなかいい報告はありませんでした

最近はタウの他に、

ISG、MX1、MX2及びOAS1なども

妊娠関連タンパクとして頭角をあらわしてきました

超最新の研究

Interferon tau-dependent and independent effects of the bovine conceptus on the endometrial transcriptome

BOR 2019 Feb 1;100(2):365-380. doi: 10.1093/biolre/ioy199

Mathew et al.,

では、

「牛の妊娠成立はシンプルな機構ではない」

そして

「インターフェロンタウ以外のファクターも大事ですよ!」

と結ばれています

牛の受精卵はヒトやマウスと違って伸長するし、

それによって、ET後の着床のタイミングもかなり異なる(遅い)動物です

移植から妊娠成立まで3週間程度かかります

したがって、移植時、

外因性の物質添加で妊娠率を改善することは容易ではないかもしれません

ちなみに現在、ヒトやマウスの着床の研究では

forkhead box

いわゆる

FOX

と言う遺伝子が熱いです

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