生きてるかい?
ET研究所には茨城に東日本分場という分場があります。
以前ブログで紹介した、ブラウンスイスの生まれ故郷です
先日、東日本分場から研修生が来ました
これからも東日本分場での活躍、おねがいします
その方と話をしていたのですが、やはり受精卵の品質の判定が難しい、と話題になりました。
現在、熟練の目をもった方と、目合わせをしているのですが、なかなか難しいようです。
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採卵直後の7日齢胚です。凍結できない品質と判断されました。
それを48時間培養すると・・・
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4個中3個は発育しましたが、1個は成長が途中でとまってしまいました(真ん中の1個)。
僕は2個しか発育しないと思っていました。。。
もっとたくさん受精卵をみて、目を鍛えよう。
採卵後の卵の選別で最も注意して観察するポイントは何でしょうか?大きさとか動きとか・・・。(素人の質問で恐縮です。でもせっかく採ったのに死滅されると、日頃の早朝からのご苦労も報われませんね。家畜相手の難しさの一片をまた垣間見たような気がします。)
投稿: T.T. | 2012年6月 1日 (金) 08:35
T.T.様
コメントありがとうございます。
個人的な意見かも知れませんが,ポイントとしては受精卵を転がしながら全体を見ること,生きてる細胞の数,細胞同士の接着具合,細胞の色,変性(死んでしまった)細胞の量,透明帯の形などを,注視しています。
さらにすばやく正確に判断する,ということも加わってくるので,より苦労します
きれいな受精卵は惚れ惚れしてしまいます。ほんとに。
投稿: | 2012年6月 1日 (金) 19:38