牛の妊娠期間
牛の妊娠期間は、ホルスタイン種や黒毛和種で280-290日前後と知られています。
また、最近色々な方とお話をしていると、黒毛和種の妊娠期間がちょっと伸びているんじゃないか、
というような話も聞きます。
岩手県の報告によりますと、平成19年は平均して285日より4.6日長くなり、
また冬場の妊娠期間は(寒くない時期より)1日長く、
産次別では産次が進むにつれ妊娠期間が2日くらい長くなってくる、
と報告があります。
また、雌よりオスのほうが1日長く、
種雄牛は、産子の父の影響は系統的な傾向はみられなく、
産子の母の父が資質系だと比較的短い牛がみられたそうです(もちろん血統はのってませんでした)。
教科書的には低栄養であるほうが妊娠期間は長くなるそうです。
ホルスタインが黒毛和種の受精卵を移植すると、
黒毛和種の妊娠期間となる、という報告を昔読んだことがあります。
なので、黒毛和種の受精卵移植をおこなっている方は、
285日+α前後だと妊娠期間は考えたほうがよさそうです。
我が家では安福久の子どもが他の系統の子どもより、10日くらい遅くなっています。
予定より早く産まれてきたことあまり記憶にないです。
他の方々も同様な印象のようです。
面白いですね
投稿: ふく | 2012年12月24日 (月) 13:53
ふく様
追加の情報ありがとうございます。系統によってはやっぱり何かありそうですね。
“母の父が資質系だと比較的短い”,と書いてあったので,子牛に対する母牛のサイズが妊娠期間に影響を与えるのかな・・・とか考えてみました(雄産子とかには当てはまりませんが)。
安福久産子は大きくないですし,多分授精する親は大きい血統でしょうから,母親のお腹を占める割合もより少なくなって,子牛が大きくなるまで分娩しない。でも安福久だからあまり大きくなれない。なので遅れる。
こんな単純な回答だったらいいんですけどね。
投稿: こう | 2012年12月25日 (火) 20:05