不受胎牛
新ETシステムもだいぶ普及が進み、最近では様々な牛に対してETをおこなう機会が増えてきました。
さて、今日は3月にETをおこなった牛の妊娠鑑定にいってきました
結果はすべて受胎
となればいいのですが、そううまくはいきません
現在は生殖器他に異常がないことを確認してETをおこなっていますが、見えないところで飼料の影響、乳房炎、蹄病によるストレスなど牛選びの際に見分けきれない要因があるのかもしれません。
今後受胎率を向上させるためにも乳成分の分析や蹄、肢の観察もおこなっていく必要を感じています。
乳成分でいえばMUNが高すぎるもしくは低すぎる牛の繁殖性は低いことがよくいわれますし(8~16mg/dlが適正)、体細胞数が高い牛でも繁殖性は低下します(ET研ニュース平成23年12月号参照:https://www.zennoh.or.jp/et/news_pdf/201112_2.pdf)。
蹄、肢の観察も肉眼のみではなくサーモグラフィの活用など客観的な指標が出来ないものかと考えている今日この頃です。
↑ 跛行はないけど左後の蹄が赤い(赤が高温で青が低温)ため炎症を起こしている?
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