切開法
なんだか最近豚ちゃん特集でお送りしております
今日もいっきま~す
卵巣から卵子を採取する方法としては、
注射器を利用して吸引する方法が一般的かと思います。
吸引するときは注射針を直接卵胞に刺すのではなく、
下の写真の様に卵胞から少し離れた所から針を刺して吸引します
上の写真は牛卵巣ですが、牛卵巣は大きく、
卵胞と卵胞の間に隙間があるので、直接針を刺さないように吸引するのは容易です
しかし、豚卵巣は以前ブログでも紹介しましたが、
卵胞がびっしりで突出したようについていました
おおげさに言うとキイチゴのようですかね~
注射器で吸引すると卵胞に直接針を刺さなければいけないことが多いので、
卵子のロスが多そうでした
と、いうことで今回は別の卵子採取方法を行ってみました
卵胞切開法(こんな名前でしたっけ?)
用意する道具
・メス
・鉗子
・ビーカー などなど
まず、卵巣を鉗子でぐいっと掴みます
下の写真のようにビーカーの上で卵巣についている卵胞を
メスで切開していきます
少し卵胞液が飛びますが、なるべくビーカーに採取するようにします
最後に卵巣をじゃぶじゃぶと洗って終了です
さて、注射器で吸引した方と卵子の取れ高を比較してみたところ・・・
切開法の方が卵子の収量は2倍だったそうです
注射器での吸引も実は熟練した腕がないと意外と取りこぼしが多いものです
手間がかかりますが、豚卵巣は特に切開法の方が
卵子の収量はアップするかもしれませんね
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