和牛の双子
先日14日、日本農業新聞に和牛受精卵2卵移植の記事が載っていました。
日本農業新聞11月14日の記事(クリックすると記事に飛びます)
これは黒毛和種経産牛の試験ですが、
双子を妊娠したのち、分娩2か月前までは母牛1頭分、
その後3週間前までは母牛と子牛の分、
それ以降は養分が3割増加するように給与をすると、安定的に
双子が生産できます、という記事です。
ただ双子を妊娠すると、単子に比べて1週間程度妊娠期間が短くなる傾向が
あるそうです(記事より)
先週この記事が出てきたころ、
栃木県にある、全農南那須牧場に来ておりました
ETのための選畜です。
この牧場では積極的に2卵移植を行っており、以前このブログでも紹介しました
(双子と単子)。
処置をしていた牛房のすぐ隣には、先日生まれたという双子とお母さん
お母さん牛が怖くて近寄れませんでした・・・お昼寝中の百合茂産子たち。
先日生まれたばかりであまり走り回ったりはしていませんでしたが、
非常にかわいかったので写真をとっていました。
・・・すると別分房が何やら騒がしい。
見渡してみると、なんと別の牛が双子を分娩しているところでした
無事に百合茂の双子がするっと生まれました
やはりこの牛も新聞記事同様、予定日より1週間ほど前に分娩したとのことです。
去年牧場の後輩から話を聞いたとき、まだ牛も若くて大変だったようですが、
最近は牛も経験をつみ調子が良くなってきたとのこと。
和牛生産基地として、これからもがんばれよ~
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