• Img_20241107_074531486_hdr
  • Img_20241019_145009790
  • Img_20241012_003307233
  • Img_20240822_222932998
  • Photo_2
  • Photo
  • Img_20240923_144226609
  • Img_20240914_144418096_hdr
  • Img_20240914_143247875
  • Img_20240818_165241096

« 冬のイベント | メイン | 受精卵(命)を扱うこと »

2014年2月11日 (火)

管理耳標と子牛中耳炎の関連

酪農大学の小岩先生が雑誌に書かれた面白い記事があったので、ここで紹介させていただきます。

題名「子牛中耳炎の発病要因としての管理耳標の関与と対策」


目的:子牛の中耳炎の発病要因の一つとして、管理耳標と耳毛の関与が確認されており、その対策について検討する。

①管理耳標と耳毛
中耳炎の多発牛群(ホルスタイン種雄肥育)で調査を行った。

結果、耳毛が多く、管理耳標が装着されていた左耳の罹患割合は70%と高く、また管理耳標が装着されている左外耳内の湿度と細菌コロニー数が右耳内に比べて増加していた。

このことから、耳毛と管理耳標の装着によって外耳道の通気性が阻害されて中耳炎のリスクが増加した。

②対策法
*耳剃毛
*管理耳標の10桁耳標へのテープ固定処置

これら二つの対策を行ったことで、中耳炎の発病率が有意に低下した。


③管理耳標の装着位置とサイズ
管理耳標による外耳道の通気性の妨げを少なくするためには、できるだけ小さなサイズの耳標を選んで1:耳介の中央よりやや下か、2:耳介の上部の根元にできるだけ近い位置に装着することである。

Image


↑適切な管理耳標位置。

以上、明日から私たちにもできそうな処置ですよねhappy02

これらのちょっとした作業で、難治性と言われている中耳炎が予防できるのであれば、万々歳ですよね!

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。