牛乳からわかること
先日ですが、お隣の鹿追町にて勉強会があったので参加させていただきました
テーマは乳検成績と繁殖性について
まず農協の方が乳検成績の見かたを説明していただき、その後、生産者の方々やNOSAIの獣医さんたちで農場ごとの状況や繁殖に関することを皆でざっくばらんに話し合う。という内容でした。
乳検成績についてはその農場ごとの状況などいろいろ見えてくるようです
まずはざっとみて乳量と乳成分とくにMUNと乳脂率の変化をみることで栄養状態や飼養管理に問題が起きていないかがだいたいわかるそうです
繁殖の状況についても、何割の牛がいつまでに授精されているかなど詳しい情報は載っており牛群管理をするうえでは非常に有用なツールだと感じました。
その一方で、ある農場は長期不受胎牛が少ないので繁殖性が良いと思えば、後継牛が多いため牛の更新が進んでいるためとか、ある農場は施設を増築したばかりで牛の淘汰を控えているため不受胎牛は繁殖はあきらめ放置されているなど、話をきいてみて理由がわかることもあり農場ごとに様々な考えがあるんだなと知る機会になりました
どうしても受胎率や繁殖性にのみ考えが行きがちですが、乳検成績の確認や生産者の方との話を通じて農場や牛にあわせた作業ができれば理想的だなと思った勉強会でした。
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