うしのふんから・・・
今年もノーベル賞の受賞者が決まりましたね。
日本人からは青色発行ダイオード(LED)の発明と実用化ということで3人の方がノーベル物理学賞を受賞されました。
みなさんはイグ・ノーベル賞というのをご存知でしょうか?
イグ・ノーベル(Ig Nobel)賞は「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられ、本物のノーベル賞受賞者を含むハーバード大やマサチューセッツ工科大の教授らが書類選考し「他の誰もやりそうにない、ユーモアと独自性を兼ね備えた研究や開発」に授与します。
おもしろい研究ばかりですが、ウシ関係の研究をみつけたので紹介します。
*2007年 イグ・ノーベル化学賞
ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出した研究
山本麻由
山本さんは国立国際医療センター研究所の研究員だった04年に今回受賞した抽出方法を開発しました。
牛糞1グラムに水4ミリリットルを加え200度で60分間加熱すると、1グラムあたり約50マイクログラム(マイクロは100万分の1)のバニリンが抽出できました。
バニリンは樹木などの木質成分「リグニン」から生成するため、馬や山羊などの草食動物の排泄物も利用可能になるようです。
抽出コストはバニラ豆を原材料にする方法に比べ「およそ半分」になるようです。
シャンプーやロウソクの芳香添加物などの応用が考えられるそうです。(引用:毎日新聞)。
工業的には化学合成でさらに安く作ることができるようですが、牛糞の有効活用!
おもしろい
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