いまからはじめる・・・
害虫対策!を今回はお届けします。
寒くなり虫たちもいなくなりましたね。
研究所の中はストーブがつき始めてからハエが集まり始めました。
害虫対策は増えてからでは遅いようです。いまから来年の夏に向けて知識を蓄えておきましょう!
アブの発生時期は年に一回多くは7月から8月のようです。種類により幼虫期間が異なり、短いもので1年から長いもので2年から3年だそうです。
吸血に特化した切り裂く口を持っていて口器で皮膚に傷をつけて傷から出た血を吸い、同時に唾液を出します。アブに刺されると痛みや出血、発赤、腫れや皮膚炎を生じます。これはアブの唾液が原因のようです。また吸血と同時にウイルス、原生動物、線虫など様々な病原体を伝播します。牛白血病ウイルスの伝播もします!!
牛はアブを追い払うことで落ち着かなくなり食欲停滞を引き起こす、ストレスがたまる、多数のアブに刺されると貧血になるなど被害は深刻です。
何か対策はないのでしょうか!?
幼虫は自然の土壌や水場にいるために防除は困難だそうです。また成虫は2キロ以上も飛ぶため薬剤散布による根絶は難しいようです。
主な対策としては畜体への殺虫剤散布やトラップ法のようです。
牛を模した脚のついたトラップ箱にアブを誘い込んで捕まえる方法です。
下記HPにボックストラップのつくり方が載っています。興味のある方はご覧ください~
http://cse.naro.affrc.go.jp/siraisi/trap/
参考:ちくさんクラブ21 Vol.94
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