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2016年3月 7日 (月)

体内環境に近づけよう

横浜市立大学の研究チームは2011年に気相液相境界部培養法という方法によって、体外でマウス精子形成に世界で初めて成功しましたscissors

しかし、この精子形成方法は、生体内よりも効率が悪く、2ヶ月ほどで消失してしまいましたimpact

原因は培養組織が栄養不足になることで、生体内を忠実に再現されていないことが課題とされましたbearing

そこで、半導体製造技術を応用したマイクロ流体システムというものを用いて生体内での物質供給を擬似的に再現し、この装置を用いて生後2日以内の新生仔マウスの精巣を培養したところ、精子形成を確認し、6ヶ月以上にわたり精子産生が認められたそうですshine

さらに産生された精子を用いて、顕微授精したところ正常な産仔も得ることに成功し、精巣では培養4ヶ月目で男性ホルモン産生能も維持されていたそうですup

半年以上の長期にわたり、組織の構造と機能を体外で維持できたという初めての研究成果だそうですflair

私達は、体外受精で受精卵を産生したりしておりますが、体内の環境にかなうものはないと日々痛感しておりますdown

このように体内の環境を再現できるものが開発されたら、体外での受精卵作りも劇的に良くなるのでしょうねhappy01

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