ぷにぷに
先日Nature誌に発表された研究によると、受精して1時間後の胚の弾力性が、成育可能かどうか、健康かどうかの目安になることが分かったそうです
しかも従来の胚盤胞の細胞の数を計る方法より正確ということで、不妊治療における画期的な進歩につながるかもしれないとのことです
そこで研究チームは小さなピペットを使って受精して1時間後のマウス受精卵に圧力を加えてみたそうです
↑こんな感じの細~いピペットを使用したのですかね?
ちなみにこのようなピペットは、専用の機械をつかって手作りしたりも出来ますし、既製品もあります
ピペットの「押し」に対して「跳ね返し」の力が強かった受精卵はその後、胚盤胞期において奇形となる率が低かったとのことです
このデータを使って、研究者たちはコンピューターモデルを製作しました
胚盤胞がちゃんと対称に形成され、合併症の無い出産に至るかどうかをこのモデルは90%の正確さで予測することができたそうです
マウスにおいて、押し返しの力が強い卵から出来た受精卵を雌のマウスに移植したところ、通常の生児出生が達成される確率が従来の体外受精の方法よりも50%高かったそうです
そして人間の受精卵を使って同様に弾力性を測ったところ、なんと90%の正確さで健康な胚盤胞の形成を予測することができたそうです
なぜここまで高い相関関係があるのかについてはまだ明らかになっておりません
それにしても弾力性とは・・・盲点でした
ウシの受精卵でも弾力性は重要なのか気になりますね
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